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Column パパFPの「子どもとお金」

スマホは何才から持たせるべき?【パパFPの「子どもとお金」】

2019.12.28

この連載は……

ファイナンシャルプランナーで3人の男の子パパ、福本眞也さんが、子育てしていくうえで避けて通れない「お金の話」をわかりやすくご紹介。子育てに役立つお金の専門知識を、福本さんが子育てしていくなかで感じるリアルなエピソードを交えながら綴ります。


vol.27 新たな試み!息子3人一緒にスマホを持たせてみました。

Outdoor portrait of girls and boys playing with phones
Outdoor portrait of little girls and boys playing with phones

わたしたちの生活に欠かせなくなったスマホ。電話だけでなく電子マネー、クレジットカード、SNS、メール、地図、電車乗り換え案内など数えきれないくらい便利な機能を備えた生活必需品となりました。

では、子どもには何才から持たせるべきでしょうか?

各ご家庭でルールはあると思いますが、ある大手キャリア(携帯電話通信会社)の調査では、「高校生から」と答えたご家庭が6割を超えています。

我が家でも同様に基本的には高校生になれば持たせようと考えていました。これまでスマホに限らずゲーム機についても厳しめに制限してきましたが、今年のクリスマスをひとつの機会としてルールを変えてみたのです。

小学校中学年くらいからいわゆるガラケーを持たせましたが、ワンセグテレビが観れたり写真や映像を撮れたりするので、子どもたちはその機能で勝手に遊んでいました。 
家のテレビでインターネットに接続できるので、目を離すと子どもたちは勝手にYouTubeなど観ます。究極は私たち夫婦が寝た後、密かに観ていたこともありました。子どもは使用を制限されても自制がきかず結果ルールを破ってしまいます。

我が家のルールでは、ゲームは土日のみ各人2時間ずつ、タブレットやスマホの使用も時間制限をして貸していました。しかしながら、パスコードを解読され、夜中に勝手に使われてしまい、これまで何度も叱責してきたのが実情です。
テストで良い点を採る、お手伝いをするとポイントを加算して、ある程度貯まると希望を叶えるシステムも採用してきましたが、子どもたちは欲求が満たされない不満から、ルール違反をするのだと気づいたのです。これまでには、公には書けないような事柄や事件があったのも事実です。(苦笑い)

いよいよ来春には長男は高校生に、次男は中2、三男も小6になります。
「良い行いをしたらご褒美をあげる」のシステムでは収まりきらない年齢になり、妻とよく相談し、ルールの在り方を変えてみることにしたのです。

「子どもが要望するモノを先に与えて欲求を満たし、ルールを守れない場合 には 罰則を与える」ことにしたのです。自己管理をしっかりしてもらうことが今回の目的です。

今年のクリスマスプレゼントからこれを採用したところ、スマホを使う時間、更にはゲームをする時間も自主的に守れるようになり、今のところは良い感じです。同時に子どもを信じる気持ちも高められたとも思います。スマホを小学生の三男にまで!と思われる方も 多いかも知れませんが、三男は上2人よりも元々自己管理ができていて、私たちの言うことにも従順ですので、私も妻も三男を信じて渡しました。
ペアレンタルロックやスクリーンタイムなどの機能で親が子どものスマホのネット閲覧やアプリの使用制限管理ができますので安心です。これまでの固定概念を捨て、新たな試みのスタートです。

スマホ料金につき具体的にお話したいと思います。

子どもに持たせていたガラケーは未だ3G(月額850円)でした。大手キャリアは2022年には3G回線サービスが終了予定のため、ここ1~2年くらい前から、3Gから4Gへの乗り換え促進をしています。運も重なったのですが、昨今、大手3社とも「初めてのスマホ割」と称して3Gからスマホ4Gに乗り替える際のスマホ本体の大幅な割引と、月々 の基本料金も格安にしています。更に12月中下旬から「新学割」もスタートし割引額が増えています。

今回、我が家では3Gガラケーから4Gスマホへの乗り換えに際し、キャリアはそのままで機種変更をしたのですが、iPhone8本体を一括数千円で購入することができ、月額1,078円です。子どもに持たせるスマホ料金としては大変ありがたいです。

内訳
基本プラン料金 2,948円(データ通信量基本2G以降課金:新学割)
インターネット接続サービス 330円
3回線以上による家族割 ▲1,100円
新学割 ▲1,100円(1年間

総務省が行った携帯料金を下げさせる法改正は消費者にとって良い結果となっています。

4G内でのスマホ本体割引は20,000円までとルール化されていますが、3Gからの回線変更によるスマホ本体割引にはメスが入っておらず、大型キャンペーンが行われています。
経済的に良さそうだから子どもにもスマホを持たせてはとお勧めしている訳ではありません。あくまで、ひとつの例としてご参考にして下さると幸いです。

でも、ちょうど更新月の方や携帯電話料金が高いと思っている方は是非一度見直しされると良いと思います。

来春には楽天も参入します。解約違約金制度も改正され、その負担額は9,500円から1,000円に下がり、格安携帯の中には2年縛りや違約金 の課金さえもしない会社も出てきました。お持ちのスマホをSIMロック解除(対応機種かどうかはご確認ください)すれば、気軽にキャリアを変えられるようになりました。

1点だけ注意事項としては、メールアドレスはキャリアメール(@キャリアのドメイン)ではなくYahooやGmailなどで使用する習慣にすれば、携帯会社の見直しもし易くなります。我が家の場合、今回の新学割は1年間の割引なので1年をめどにキャリア変更を含めた見直しをする予定です。楽天の参入により携帯電話市場が更に活性化されることに期待しています。

子どもにスマホを持たせる年齢の正解は各ご家庭の事情で異なるとは思いますが、携帯電話料金が安くなることは一般庶民には共通の関心事ですよね!

FP福本眞也さんプロフィール写真

福本 眞也(ふくもと・しんや)

息子3人のパパFP。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者(日本FP協会)
日系・外資系大手金融機関勤務を経て独立。
金融の幅広い知識を持ち、現役パパ目線で家計相談など個人を中心に、楽しく、わかりやすい金融コンサルティングを行っています。
Twitter https://twitter.com/FP_Fukumoto(子育て事情とお得な情報をつぶやき中)
HP https://www.fpconcier.com(金融・経済の基礎ブログを掲載中)

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