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ドタバタ七五三騒動記

連載:『Step and a Step』500gで生まれた赤ちゃん ドタバタ七五三騒動記

先日、あまりやりたくないなと思っていた七五三を無事終わらせることができました。ちょっと肩の荷が降りてほっとしています。

なんでやりたくないと思ったかというと、奏ちゃんはADHD多動症と自閉症の疑いでがあるので、とにかくじっとしてられません。

初めての場所、イベント事がとても苦手で、保育園でも運動会、クリスマス会は予行練習は出来ているのに、本番は泣いたり嫌がって、今まで舞台に立つこともできませんでした。3歳のお誕生日会ではみんなの前に座るだけで号泣。

そんな事が毎度なので、七五三がどうなるかは想像でき、考えたくなくて後回しにしていました。

「今年はバタついているし、もう来年でもいいかな」と思っていた頃、近所に住んでいる3歳の女の子がいる友達から、「一緒に七五三をやろうよ!」とお誘いを受けて、友達が一緒ならと、急にやる気になって準備をしました。

ネットで着物をレンタルして、ヘアメイクの友達に着付けを頼んで、自閉症やADHDの子はすることの見通しがつくと安心するというので、前日には御祈祷に行く神社に行って、お参りをしてから着物の写真を見せて「ここで明日着物を着てお参りして、写真撮るんだよ。できる?」と教えました。

その日奏ちゃんはご機嫌で「わかった! できる! あした、ここで ママと、おしゃしんとる!」と言っていて、家でもその言葉を繰り返し、当日の朝も起きたら「きょうは じんじゃで おしゃしん とるひ だよね」と自分で言っていたのに…。

神社に着いたらまず草履と足袋が嫌だと脱ぎ、写真撮りたくないとわざとふざけたり動き回って、地べたに寝そべったり、結局いわゆる七五三のピシッと立っている写真は撮れませんでしたが、奏ちゃんらしい写真になりました。

これを見たら、落ち着きないお子さんがいるご家庭も安心して頂けるのではと思って載せておきます。この日この神社で奏ちゃんが一番目を引いていたと思います。

お友達と一緒に七五三をやるのもオススメです。友達がいなかったら、もっと叱ってしまっていたかもしれません。本当に親たちは、魂抜かれたくらい疲れましたが、いい記念になりました。

奏ちゃん、母ちゃんの思い出づくりに付き合ってくれてありがとう。

田尾沙織

田尾沙織写真家

東京都出身。写真家。2001年第18回『ひとつぼ展』グランプリ受賞。写真集『通学路 東京都 田尾沙織』『ビルに泳ぐ』PLANCTON刊行。雑誌、広告、CMの撮影などでも活動。500gで生まれた息子のNICU.GCUを退院するまでの256日間を写真とともにつづった書籍「大丈夫。今日も生きている」(赤ちゃんとママ社)が好評発売中。

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