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就学前面談の結果発表!

連載:『Step and a Step』500gで生まれた赤ちゃん 就学前面談の結果発表!

4月に始まった区の就学相談の申し込みですが、4月真っ先に電話して予約し、ようやく9月末に結果が出ました。

6月に電話したママ友は結果がわかるのは12月だと言っていたので、来年就学相談受けたい方は、4月すぐに電話することをおすすめします。

さて、そうやってやっと診断が終わったわけですが、専門委員会(小学校の先生)、教育相談室(心理士)満場一致で、支援学級の知的障害クラスが奏ちゃんにはあっているのではないかという結果でした。

短い間であれば着席することができたけれど、一度寝転がってしまうと席に戻れなかったり、四つん這いになって犬のマネをしてジャンプしていたそうです。自宅や保育園のお迎えの時もよくやるんです……。

言葉の不明瞭さ、運筆がうまくできない、足元が不安定。

IQは平均100という数値のところ、82点。

精神年齢は1歳遅れ。

いい点としては、課題に取り組もうという姿勢は整っていて、離席は見られなかったこと。

ただ、難しい課題(問題)になると自分の頭を叩いたりして、負担がかかっているように見られたそうで、それを踏まえても自分のペースで学習できた方がいいのではということでした。

年中の時からいいなと思って見学や説明会に参加していた、私立のインクルーシブ教育の学校の教頭先生との面談も受けてきました。

応接室の皮張りのソファーでゴロゴロする奏ちゃん。私にかまって欲しくて、終始先生と私の会話に入ってきて邪魔をしていました。

専門の先生がいるわけでも加配の先生がいるわけではない学校ですが、保育園でもお友達からの良い影響が大きいと思っているので、障害がある子どもの対応にも慣れた先生と普通級の子どもたちと一緒に授業を受けるのは奏ちゃんにとって良い刺激になるのではと考えていました。

ですが、区の就学前診断、生まれた病院での就学前検診での結果を踏まえて、いくらゆっくりめの授業内容だとしても、普通級の授業内容では奏ちゃんはついていけなすぎて、ただ席についているだけ、自信がなくなってしまうのではと思いました。

生まれた病院の就学前検診の際、先生に、「普通の子でも、わからなくてついていけない授業はつまらないよね」と言われて、そうだなと。親の希望を通しすぎて、授業の理解ができなすぎて学校に行きたくなくなったら悲しい。

最終的に受験辞めようと決心した決め手は、障害がある子ども対象のオンライン学校説明会で、他の親御さんが「授業についていけなかった時にどんなサポートがありますか?」という質問に対しての学校側の回答が、「例えば、宿題のプリント1枚のところを同じプリントを2枚わたして自宅でやってもらう」というものだったこと。

知的障害がある奏ちゃんにとっては、わからないプリントは1枚もらっても2枚もらって同じ。きっとぐちゃぐちぽい! ということになってしまう。

先生方のサポートは知的障害向けではないなと私は判断しました。

先生の講演会なども聞きに行って、とてもいい先生方で、知人が何人も子どもを入学させていて良い話を聞いていて、とても楽しそうな学校だったので、私が後ろ髪引かれまくり。でも仕方ない。

検査前は、支援学級の自閉情緒のクラスじゃないかという話も出ていたので、放課後生徒が帰った後だったらと許可が下りた区立の「自閉情緒」という特別支援学級の見学にも行ってきました。

世田谷区の自閉情緒クラスは今年からできたので、学校も手探りという感じではあるみたいですが、個別での指導用にひとりひとりの机に仕切りがあったり、マットを敷いてトランポリンなどを置いたクールダウンにも使える支援学級の子専用のプレイルームもあり、とても配慮されている感じが私は好きでしたが、このクラスは知的の障害がないことが条件。

昨年、区から配布されたプリントでこのクラスは「将来的に普通級に戻れることを目指す」とあったと理解していたのですが、先生から「このまま進級していくことを目標にしていて、普通級に戻るのを目標にしているのは、通級です(普通級に席があっていくつかの教科だけ別の教室で授業を受けるクラス)」と言われました。

それを聞いて、わかってしまったというか、再確認しました。

障害者手帳を取得する際の検査基準の点数が85点以下で、奏ちゃんは84点だったことや、ある程度日常生活のコミュニケーションが取れること、友人などから「普通級でも全然平気そうじゃない?」とか「普通だ」という言葉をよくかけられていたので、いわゆる『グレーゾン』と呼ばれる子どもなのだと思っていたのですが、グレーじゃなく完全に黒だということが就学相談でわかりました。

さてさて、完全に『黒』だと分かったので、今度はその『黒』がピカピカ磨かれる学校を見つけなくては。

あとは、私立がランドセル指定だった為、まだ買っていなかったラン活をこれからはじめます。

田尾沙織

田尾沙織写真家

東京都出身。写真家。2001年第18回『ひとつぼ展』グランプリ受賞。写真集『通学路 東京都 田尾沙織』『ビルに泳ぐ』PLANCTON刊行。雑誌、広告、CMの撮影などでも活動。500gで生まれた息子のNICU.GCUを退院するまでの256日間を写真とともにつづった書籍「大丈夫。今日も生きている」(赤ちゃんとママ社)が好評発売中。

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