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どんぐりの季節

連載:『Step and a Step』500gで生まれた赤ちゃん どんぐりの季節

どんぐりの季節がやってきました。どんぐりの季節は平和な季節。

奏ちゃんは公園に行くと、いつもジャングルジムに登るものの自分では降りられないし、ブランコはこげないなど、まだまだ目が離せなくて、私は落ち着く暇がありません。

ですが、このどんぐりの季節は別です。

大きな公園に行って、私は敷物を敷いてのんびりゴロゴロしながら、バケツ片手にどんぐり拾いに集中している奏ちゃんを眺めていられることに気が付きました。穏やかな時間! もうこれからはどんぐりがある公園に毎回行こうかと思うくらい余裕が生まれました。

1時間もしないうちにどんぐりをバケツいっぱいに拾ってくる奏ちゃん。

そんなどんぐり大好きな奏ちゃんに絵本を買ってあげました。

その名も「どんぐり」。

どんぐりの種類から、どんぐりがどうやって成長するのか、どんな動物がどんぐりを食べるのか、とても素敵なイラストで描かれています。

そして、ならの木がどんぐりをつけるのはおよそ2年に1度という「ヘ~」と大人が言ってしまうような話も。

この本を読んで、拾ってきた丸くて大きいどんぐりや、細長いどんぐり、小さいどんぐり、種類の違うどんぐりを奏ちゃんと一緒に植木鉢に植えました。

トトロのメイちゃんみたいにせっかちな奏ちゃんは、いつ芽が出るのか待ち遠しくて、何度も何度も聞いてきます。

最近、幼なじみの女の子から顔を描いたどんぐりをプレゼントしてもらいました。

保育園のお友達のお父さんからは、手作りのトトロの絵が描かれたどんぐりも貰いました。

次は奏ちゃんの大好きな絵本「どんぐりむらのおまわりさん」ごっこができるように、私たちもどんぐりの小人たちをたくさん作ろうと思います。

田尾沙織

田尾沙織写真家

東京都出身。写真家。2001年第18回『ひとつぼ展』グランプリ受賞。写真集『通学路 東京都 田尾沙織』『ビルに泳ぐ』PLANCTON刊行。雑誌、広告、CMの撮影などでも活動。500gで生まれた息子のNICU.GCUを退院するまでの256日間を写真とともにつづった書籍「大丈夫。今日も生きている」(赤ちゃんとママ社)が好評発売中。

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