子供の感情が薄いのはなぜ?その理由と感情豊かに育てる方法を解説
我が子がほかの子供と比べて感情が薄いと、気になるという親は多いことでしょう。感情が薄いのも個性のひとつだとわかっていても、親のほうはできることなら感情豊かな子どもに育ってほしいと願うもの。
そもそもなぜこのように感情が薄い子供と感情豊かな子供がいるのでしょうか。そこで本記事では、子供の感情が薄くなる理由と感情豊かに育てる方法を紹介します。自分の子供の感情が薄いな、と感じるときに参考にしてくださいね。
子供の感情が薄くなるのはなぜ?
子供の感情が薄くなるのはなぜでしょうか。その理由を3つ紹介します。
成長の過程で人との関わりが少ないため
私たちは、生まれたときから当たり前のように感情が豊かではありません。成長する過程で、親や周りの人たちとのやりとりのなか、感情を表現する術を身につけていくのです。
実は、生まれたての赤ちゃんは笑うことを知りません。周りの人間が笑いかけることで、笑顔でコミュニケーションを取ることを学んでいきます。成長の過程で人との関わりが少ないと、さまざまな感情に触れる機会が減り、感情を上手く表現できなくなるのです。
子育てにテレビやスマホを多用しすぎるため
昨今は核家族化のため、ワンオペで子育てをする親は多いことでしょう。家事をしている間、テレビやスマホを子どもに観せると大人しく待っていてくれるため、テレビやスマホに子守をさせる親は少なくありません。
しかしテレビやスマホは、一方通行のコミュニケーションです。あまりにもテレビやスマホを多用するのは、子供に良い影響を与えません。親とのコミュニケーションも減るため、感情を学習する機会も当然のように減ってしまうのです。
脳内ホルモンの分泌が不十分なため
表情が薄いのは、脳内ホルモンの分泌が不十分なためとも考えられています。脳内ホルモンの分泌を促すことで、表情が豊かな子供になっていくのです。
それでは、脳内ホルモンの分泌を増やすための効果的な方法を次項で説明します。
子供の感情を豊かにするための育て方とは
子供の感情を豊かにするためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
子供の感情を育むように関わりを増やす
子供が感情の表現の仕方を周りの人とのコミュニケーションから学んでいるのであれば、関わりを増やすことで感情豊かになっていきます。
そのためには単純なことですが、多くの時間を子供と過ごしたくさんのコミュニケーションを取ることが必要です。
自己肯定感を高める言葉がけをする
感情を言葉で表現することも大事です。表現力が高まると自然にコミュニケーション能力も高まり、人との関わりが増え、さらに表現力が高まるという良い循環が整います。
とくに、子供の自己肯定感を高める言葉をかけるように心がけましょう。子供が自信をもって、他者とのコミュニケーションを楽しめることが大切なのです。
子供と多く関わり、感情豊かに育てよう
子供の感情が薄い場合は、子供と多く関わることで感情豊かになっていくでしょう。ただし、どの子供にもその子なりの個性があります。静かな1人の環境を好む子供がいてもおかしくありません。
また親と違うからと、おかしいと決めつけることも良くないでしょう。その子供の個性を認め、見守ることも同様に大切なのです。