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【ケイト相談室#2】タブレット中毒の子どもとどう向き合えばいい?

【ケイト相談室#2】タブレット中毒の子どもとどう向き合えばいい?

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は、私のもとに来る相談で最も多いお悩みを3回の連載としてお届けしたいと思います。1回目は、「子どもがタブレットをなかなか止めることができない…」というお悩みについてです。

ここ数年で様々な環境が変化しましたね。その中でも著しく発展したのはインターネットではないでしょうか? この10年で市場は大きく変わりました。私達の社会や環境が変われば、子どもの取り巻く環境も大きく変わります。そういった意味も含めて、お話ができたらと思います。

タブレットに興味を持つきっかけは何か?

タブレットを何歳から見せても良いのか? とよく質問されますが、なぜ子どもがタブレットに興味をもつのか? を考えてみましょう。

子どもは大人の行動を常に観察しています。子どもがママの口癖を真似するということがありますが、まさにこれが子どもの観察→行動へと実行している姿なのです。子どもの観察は、この世に誕生してから始まっていて、生まれてすぐは身体を動かすことはできないですが、目で追う「追視」をしています。

大人がどんな行動をしているか? を目で追って身体が動かせるようになると真似をしてみるようになります。兄弟がいると末っ子が歩行をするのが早いとよく聞きますが、これは大人だけでなく、同じくらいの子どもが歩けるのを見て、「チャレンジしてみよう!」という気持ちが高いというのもあるのかもしれません。さて、話を戻しますが、大人がタブレットに集中している姿を子どもが見ていたらどう思うでしょうか?

私達大人も誰かが楽しそうなことをしていると興味を持ちますよね? 子どもは、先ずは大人の興味に惹かれてタブレットを見るようになります。

年齢に合わせた対応をしていきましょう

タブレットに関して、年齢に応じた対応が必要です。1歳~2歳の子には、「1回見たらおしまいね!」という約束を守ることは難しいかもしれません。

それは何故かと言うと、1歳~2歳は個々の関わりが重要視され、幼児のように集団で過ごし、その中で「約束を守ることが大切」という発達段階ではないからです。1歳~2歳のお子さんには、タイマーを使って「時間がきたら画面が消える」という仕組みを大人が作り、「消えたらおしまい」を経験によって学ばせていきましょう。

逆に幼児(3歳~5歳)になったら、その手は通用しません。先程述べた子どもは大人の行動を見ているにプラスして、どうしたら消えないようになるか? ということを考えていきます。3歳児に騙しは効かないと思ったほうが良いでしょう。

ですから、幼児になったらきちんと理由を伝え管理させていくことが大切です。自分で約束事を決めさせたり、大人と約束事を決めても良いかもしれません。約束が守れたら都度、「約束守られて偉かったね」と伝えて、行動を褒めていくようにしてください。

そして、一番やってはいけないのは「脅し」です。「タブレット辞めないとおばけが来るよ!」と言ってしまいたい気持ちもわからなくないですが、それをやってしまうと、子どもはなぜタブレットをやめなくては行けないのか? ということがわからないまま育ってしまいます。

ですから、きちんと向かい合って、約束をしていくようにしてくださいね。

大人も使い方の約束を決める

子どもだけタブレットに関して約束を設けるだけでは解決しません。私達大人も子どもの時に「テレビを見すぎるのは良くない!」と私達の親から言われたことはありませんか?

夜になっても大人は観ているのにずるい! と悔しい思いをした人もいるはずです。大人も一緒にタブレットの使い方に関して約束を作っていくことが大切です。子どもと一緒に、使い方や使う時間の約束を決めて、大人も守るようにしてください。私達大人は、常に子どもの見本や手本でいなければならないのです。

「大人だから」とそこで線を引くのは子どもには納得ができないですよね。子どもがタブレットを欲しがる裏には「手持ち無沙汰」という言葉が存在する気がします。子どもは、保育園ではタブレットを欲しがり泣く子はいません。

それは、保育園という場に同じ年齢の子どもがいたり、保育士が作る1日のスケジュールが子どもたちの発達を捉えたものなので、タブレットを観るよりも充実した時間を過ごせている証拠なのではないでしょうか?

ですから、ぜひ、タブレットよりも面白い遊びや時間が過ごせるよう、大人も子どもの「遊び」や「発達」について学んでほしいと思います。

今回は、タブレットの使い方についてお話させていただきました。

「子どもが泣いてしまうからタブレットを渡したほうがお互いに楽」という気持ちになるのもわかりますが、大人がタブレット以外になにかに集中し楽しそうにしていれば、その行動を見ている子どもは、自然とタブレットからその行動へ興味を持ち始めます。大人が「仕掛ける」ことが大切なのかもしれませんね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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