親子関係をよくする3つのポイントとは?中学生の子供の叱り方を紹介
子供が中学生になり思春期に入ると、親子の関係が今まで通りにいかなくなることがあります。叱っても子供に伝わらず、ぎくしゃくする機会も出てくるでしょう。そんな中学生の子供にはどのような叱り方をすべきか、具体的な方法について、詳しく説明します。
中学生を叱る際の3つのポイントとは?
中学生を叱る時には、どのような点に気を付けるべきでしょうか。3つのポイントを挙げ、それぞれについて詳しく解説をいたします。
1度に叱っていいことは1つだけ!
子供の言動や行動について叱る時には、親としては、どうしても1度にいろいろなことを詰め込みがちになり、あれもこれもと注意してしまいがちです。また、現在のことだけではなく「この間も同じことをして!」と、蒸し返して叱ることも良くあります。
しかし、子供からすると、いろいろなことを1度に言われても、混乱をしてしまうだけです。さらに、以前のことも指摘されても、余計混乱を招くだけになりかねません。
子供を叱る時には、もっとも大切だと考えられる1点だけに絞ると子供が「何が悪かったのか」を理解しやすくなります。
子供の話にきちんと耳を傾けること!
中学生にもなると、子供も自分なりに考えた上での行動をしています。そのため、一方的に親からガミガミと叱られるだけですと、たとえ自分が間違っていると分かっていても、素直に受け入れられなくなります。
親としても、子供の言い分に、最後まで耳を傾けて聞くことが大切です。話を最後まで聞くことで、子供に「聞くことの大切さ」を伝えることができます。
言い方を工夫すること!
子供に対して、やみくもに怒鳴ったり、上から押さえつけたりするような言い方をしてしまうと、子供は反発してしまいます。言い方を工夫すると、言いたいことを伝えられることが可能です。
たとえば、「私は悲しい」「私は嫌だ」と、自分を主語にして気持ちを伝えてみることで、子供は何が悪かったのかを理解し、受け入れやすくなります。
叱る際に感情的にならないコツとは?
叱る際に、感情的になってしまわないように、親として子供と適切に接するポイント2つについてご紹介いたします。
子供ではなく大人として扱うこと
親から見ると、中学生はまだまだ、思慮も分別も付いていない子供に思えます。
しかし、子供本人は中学生ともなると、1人の人間として、大人と同等に扱われることを望んでいます。親としては、上から叱りつけるのではなく、大人同士で話すように、子供と対等な気持ちで話すようにしてみましょう。
距離をとることも大切
叱る時は、親も感情的になりますし、子供もムキになってしまいます。一度距離を取ってみることも大切です。時間が経ち、少し落ち着いて、冷静になれば、言いたいことを伝えやすくなります。
必要なタイミングで正しく叱ることが大切
子供は中学生になると様々なことを考え、行動するようになることから、親子関係もそれまでとはかなり変わってきます。中学生に適切な叱り方を身に着け、一人前の大人として成長をする様子をあたたかく見守っていきましょう。