宿題を忘れたなどの言い訳ばかりは要注意!?言い訳する心理と対処法
宿題を忘れた、悪いのは◯◯ちゃんなど、子どもが言い訳ばかりするとイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。 言い訳をするたびに叱っているという方のために、今回は、子どもはなぜ言い訳をするのか、その心理と対処法について紹介します。
宿題を忘れたなどの言い訳ばかりする理由とは
宿題を忘れた場合や何か注意したときに子どもが言い訳をするのは、どんな理由が考えられるのでしょうか。
叱られたくないから
子どもが言い訳をするのは、悪いことだと分かっているため、それが親にばれると叱られると知っているからです。 これまで何度か叱られたことがあるのならば、失敗や悪いことをすれば叱られることが分かっています。
誰でも叱られると、嫌な気持ちになるもの。それを回避し、自分を守るために、言い訳をしてしまうのです。
親に嫌われたくないから
言い訳をする理由として、「嫌われたくない」気持ちからすることがあります。子ども自身が叱られるたびに、もしかしたら自分のことを嫌いになるかもしれないと不安に思うのでしょう。
その不安から、宿題を忘れたなどの失敗や悪いことをしたのには理由があるというように言い訳をしてしまうのです。 嫌われたくない、よく思われたいと思う気持ちから、つい言い訳をしてしまうのでしょう。
宿題を忘れたなどの言い訳をする子どもへのNG行動は
言い訳をする子どもを目の前にして、やってはいけないNG行動があります。それはどんな行動なのでしょうか。
正論で言い負かす
親が正論で子どもを責めて言い負かせば言い負かすほど、子どもは反発し、それ以上に言い訳をしてきます。 お互いに正しいと思ったことを言い合っても、それはただの理屈で、どこまでも平行線となってしまうのです。
そのうち、子どもはどんなことでも理屈を持ち出し、言い訳として貫こうとするでしょう。
感情に任せて怒る
言い訳されたことにカッとなり、つい大きな声を出して怒るのはやめましょう。感情に任せて大きな声を出して怒っても、なぜ怒られているかという反省よりも、ただ恐怖だけが子供に伝わるからです。
本当のことをいえばもっと怒られると思った子どもは、まずます言い訳をし、嘘をつく可能性も出てきます。また、感情的に怒られたことへの反抗心が芽生えるなど、悪影響を起こしてしまうでしょう。
言い訳をする子どもへの対処法とは
子どもの言い訳を聞くと、どうしてそんなことをいうの?といいたくなる気持ちも分かります。しかし、それでは解決しません。言い訳する子供への対処法について見ていきましょう。
子どもの言い分を最後まで聞く
子どもが話をしている途中で口を出さず、最後まで聞きましょう。子どもの言い訳の中には、子どもの本音や不安が隠れていることがあるからです。 また、最後まで聞かずに怒ってばかりでは、「自分の話は聞いてもらえない」と思ってしまいます。
逆に、子どもの話を最後まで聞けば、しっかりと自分の気持ちを聞いてくれるという安心感から、正直に話してくれる可能性もあるのです
どうすればいいか、親子で一緒に考える
子どもの言い訳を責めるだけでは、次からも言い訳を繰り返すだけになってしまいます。そこで、では、どうすればいいのか、という解決策を子どもと一緒に考えるようにしましょう。
先に答えを出すのではなく、少しずつヒントを出して子ども自身が答えを出すようにします。失敗やミスは誰にでもあることで、大切なのは次からどうするかなのです。
言い訳と決めつけず、子どもの話に耳を傾けよう
子どもが言い訳をするのには、恐怖や不安などのさまざまな理由があります。子どもの話を最後まで聞き、受け止めることで、子どもも安心して正直に話してくれるのです。
そうすれば、言い訳をする必要もなくなり、少しずつ言い訳をいうことも少なくなっていくでしょう。