子どもの自己肯定感はどうやって高める?5つの方法を試してみよう!
自己肯定感の低い子どもは自分に自信がなく、新しい挑戦への苦手意識をもってしまっている可能性があります。では子どもの自己肯定感は、どのようにして高めていけば良いのでしょうか?子どもの自己肯定感を高めてあげる手段は大きく5つの方法があるので、本記事で紹介します。
自己肯定感ってなに?
あなたは自己肯定感と言われて、どのようなものを想像しますか?ここでは「子どもの自己肯定感」をテーマに、自己肯定感とは何なのか、高い子と低い子の違いは何か、解説していきます。
自己肯定感とは、自分の価値を認める力
自分の価値を自分自身で認めてあげる姿勢のことを「自己肯定感」と呼びます。自己肯定感をもつことで、新しいことにも積極的にチャレンジできる、自分の能力を信じて前向きな社会生活を送れるでしょう。
高い子と低い子の違いは?
自己肯定感が高い子と低い子の違いは何でしょうか?わかりやすく一覧にしているので、比較してみてください。
自己肯定感が高い子 ・ 自己肯定感が低い子
物事の進め方 積極的 ・ 諦めが早い
自分の意見 はっきり伝えられる ・ 自分の意見を言わない
集団における在り方 自分は自分、人は人 ・ 人と比べてしまう
他者との関わり 気軽に関われる ・ コミュニケーションが苦手
自信 比較的、自信家 ・ 自信がなく、劣等感が強い
子どもの自己肯定感が低くなる原因は?
子どもの自己肯定感は、なぜ低くなってしまうのでしょう。その原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 子どもの話を聞いてあげていない
- 結果でのみ「成功」「失敗」を判断する
- 必要以上に厳しくしつけている
- 親が先回りして、子どもの行動を決める
子どもの自己肯定感を高める5つの方法
子どもの自己肯定感が低いと、物事に対して積極的に取り組めないまま大人になってしまうかもしれません。そのような成長を避けるため、ここでは子どもの自己肯定感を高める方法を解説します。
1.子どもを否定しない
まずは子どものありのままを受け入れてあげましょう。子どもはあなたとは違う1人の人間であることを理解し、否定することは止めてください。受け入れてもらえる安心感は、そのまま子どもの自己肯定感を高めることに繋がります。
2.たくさん褒める
子どもを褒めてあげることも重要です。このとき結果だけでなく、それまでの過程にも注目して褒めてあげましょう。
3.感心の言葉を伝える
子どもとの日常会話のなかで、感心していることを伝えてあげましょう。具体的には「なるほど」「そうだよね」などの相づちを打ちながら、子どもの話を聞いてあげてください。
4.感謝する
何かをしてもらったときは、しっかり感謝を伝えてください。子どもが「誰かの役に立っている」と感じることで、自身を必要な人間であると認識できます。子どもだからと思わずに、1人の人間として接してあげましょう。
5.他人と比較しない
兄弟をはじめ、他の子どもと比べることはもってのほかです。「お兄ちゃんはできるのに……」などの発言は、子どもが自分自身を「ダメな子(できない子)」と認識してしまう結果に繋がります。
たくさん言葉をかけて、自己肯定感を高めてあげよう
子どもの自己肯定感を高めるには、感心や感謝、褒め言葉などのポジティブな言葉を積極的に伝えることが重要です。日頃のコミュニケーションから、意識して伝えてあげましょう。