子育てママのお悩み解決メディア
性教育は幼児期から。子どもが性犯罪に合わないために大切な3つのポイント

性教育は幼児期から。子どもが性犯罪に合わないために大切な3つのポイント

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

先日、オンラインでの研修で参加していたお母さん方から「子どもが性犯罪に合わないためには、どうしたらいいですか?」と相談を受けました。子どもを守るために私達大人ができることはどのようなことでしょうか。今回は「性教育」についてお話したいと思います。

スキンシップ前の声掛けで「自分の身体は大切」という感覚を養う

皆さんはお子さんとスキンシップを図っていますか? スキンシップは子どもの不安な気持ちを安心に変えるために、とても必要なことです。

しかし、不用意に予告なく行うスキンシップは子どもの心を傷つけることになることを知っていますか? 私達大人もいきなり抱きしめられたり抱っこをされたら、びっくりしますよね。それは子どもも同じです。

私は保育士時代に、子どもの人権を常に考えながら仕事をしていました。例えば、0歳児だろうが1歳児だろうがおむつを交換するとき、着替えをさせるとき、どんなに忙しくても子どもに一言「先生がおむつ変えてもいいかな?」と聞くようにしていました。周りの先生からは「忙しんだからさっさと脱がせて変えればいい!」と言われていましたが、「私達大人がいきなりパンツを脱がされたらどうか? 子どもだから許されるわけではない!」と先輩たちと常に戦ってきました。

もちろん、やり取りの中で子どもからの返事はありませんが、実はこうした会話を子どもとすることで、子ども自身が自分と他人の境界線を学ぶきっかけにもなるのです。

また、オムツ替えでは便が出た際も「いいうんちが出たね」「すっきりしたね」など肯定的な声がけをして、排泄を取り替えることがマイナスではなくプラスになるような配慮をしています。そうすると、パンツに移行する際のトイトレでも、恥ずかしがらず排泄があったことを教えてくれるようになります。

「プライベートゾーン」を教える

「プライベートゾーン」を教えることも、自分の身体を大切にすることにつながります。

プライベートゾーンとは、水着で隠れる部分と、口のことを指します。私は3歳の担任をした時、必ず子どもたちに対して、このプライベートゾーンのことを教えていました。紙に裸の人間の絵を描いてクラスの子どもみんなに「人の前に出るとき、どこを隠せば良いのか」を質問し、実際に子どもたちが隠す部分に好きな色を塗るという活動を行い、塗り終えたあとに、どうしてそこを隠そうと思ったのか、子どもたち一人ひとりに答えてもらいました。

子どもの意見を聞きつつ正しい知識を伝えていくと、今までおままごとコーナに裸で置かれていた人形に対して「これは恥ずかしい姿だ!」と子どもたち自ら洋服を着せるようになったり、プールの着替えではしっかり大切な部分を隠して着替えられるようになったりなどの姿が見られるようになりました。

「3歳に性教育は早い!」と思われるかもしれませんが、自分の身体が大切だということを教えるのに、早いも遅いもありません。こうした関わりが、子どもを性犯罪から守ることにもつながるのです。

身体の部位をしっかり教えていく

子どもが身体の部位に関心を持ち始めたら、性器などの名称とそれらがどのような働きをするのかをしっかり教えましょう。

私達大人は、目・口・鼻などの身体の部位に関してはしっかり教えるのに、性に関する部位はなぜか隠そうとします。隠すから余計知りたくなり、自分で触ってみたり、友達のものを触ってみようとするのです。部位の話をしっかりし、子どもが身体を一人で洗えるようになったら、自分の性器は自分でしっかり洗うように声をかけていきましょう。性器をしっかり洗い清潔に保つことは、健康上とても大切なことです。

また、性器を親に洗ってもらうことが「他人に触られても気にしない」と繋がる恐れもあります。自分で洗うようにすることで、「ここは簡単に触らせてはいけないんだ」と学ぶきっかけにもなります。そして、性器に触られそうになったら「いやだ!」と大声を出して逃げることを繰り返し伝え続けてください。

今回は、性教育についてお話させていただきました。子どもが性犯罪に巻き込まれ無いために、普段からしっかりと正しい知識を伝え続けていく。また、親自身が「自分がされたらどうか」と子どもの立場に立ち、人権を守っていくことも大切かもしれませんね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

河西 景翔さんの記事一覧 →