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子どもの野菜への意識が変わった!マルシェたのしみ【親子ではじめる、エシカル暮らし・8】
2020.03.27 by 中村 暁野 中村 暁野

子どもの野菜への意識が変わった!マルシェたのしみ【親子ではじめる、エシカル暮らし・8】

2週に1度の楽しみ。それは地域のマルシェに行くこと。
わたしが住んでいる神奈川県旧・藤野町では第1・第3火曜日の午前中に「ビオ市」というマルシェが開催されています。近隣で作られているオーガニック野菜や天然酵母のパン、ハーブ、有精卵、ハチミツ、小麦粉、はたまた飼っている山羊のミルクで作ったチーズ…などなど、それぞれ作り手のこだわり、手間ひま、愛情がいっぱい詰まった食べ物が並んだマルシェです。

平日の午前中なので、いつも子どもたちを学校と保育園に送った後、そのままぴゅーんと車で向かうと、同じように仕事や家事の合間にぱっとやってきた地元のお客さんでいっぱい。歩けば知った顔に何人も出会い「おはよう」「なんか久しぶりじゃない?」「今度うちでお茶しよう」なんて挨拶したりちょっと立ち話したりしながら、買い物をします。

マルシェの魅力はそこに並んだ食べ物を作っている人と話をできることだと思います。今日のほうれん草はちょっと長めに茹でるといいかも、とかこの人参はめちゃくちゃ甘いからジュースでもいける、とかオススメの食べ方を聞いたり「この前買ったカブ、すごく美味しかったです」と伝えたりしながら買い物をするのはとても楽しい。

マイバッグを持っていけば、カゴに並んだ野菜をごろんとそのまま入れさせてもらえる場合も多く、なかなか避けられない野菜の個包装のプラを減らすこともできます。
子どもたちはなかなか行けない「ビオ市」ですが、長期休暇の時や、週末にたまに開催される別のマルシェイベントに行くのを楽しみにしているので、火曜日には「ママ、今日ビオ市行ったの?○○さんの野菜買った?」なんて聞いてきます。

野菜には旬があって、夏の作物であるトマトが一年中並んでいるのはどこか不自然なことだと知ったのは10年ほど前のこと。季節という自然のサイクルの中で、薬や化学肥料を使わず育てられた作物は環境に負荷を与えず、味も断然美味しい。なので以来、農家さんから宅配で買ったりと、ここで暮らす前からできるだけ野菜は有機栽培の旬のものを選ぶようにしていました。

ですがここに来て、子どもたちの「食べること」への意識は大きく変わったな、と感じています。「これは○○さんの作った大根!」「○○ちゃんのお家の鶏の卵! おいしいね〜!」とか、時に「…苦いけど頑張って一つ食べてみる!」なんて言いながら、自分が食べる食べ物の先に、それを作ってくれた人やその人の暮らしが想像できること。それは自然と、食べ物に感謝する気持ちを育んでくれるんだな、と感じます。

スーパーや宅配で買い物をするのは便利だけれど、マルシェのような場所で生まれる人との繋がりや学びは、便利さとは別のすばらしいものを生活に運んでくれます。つぎのお休みは近場で開催されているマルシェに子どもと一緒に行く! というのをぜひおすすめしたいです。調べてみると、いろいろな地域で農産物などを販売しているイベントやお祭りは頻繁に開催されていますのでぜひ、近場のマルシェを探してみてください。そしてあわよくば毎月の恒例に。マイバッグを持ってレッツゴーマルシェ〜。

中村暁野

中村暁野(なかむら・あきの)

編集者、エッセイスト。一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。
家族と一年誌『家族』

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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