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美味しい、楽しいミートフリー【親子ではじめる、エシカル暮らし・11】
2020.05.15 by 中村 暁野 中村 暁野

美味しい、楽しいミートフリー【親子ではじめる、エシカル暮らし・11】

続くステイホームで、朝昼晩の食事の時間は楽しさ半分、しんどさ半分、というような現在。買い物に行く機会も限られる今だからこそ、我が家はあることを意識しています。それは「お肉を減らす」ということ。

コロナの影響で経済は世界的にストップ。川や海、大気の汚染が回復したというニュースもありますが、それでも今年の二酸化炭素の排出量は4パーセントほどしか減少しない見込みらしいです。(温暖化をプラス1.5度以内に抑えるためには今後10年、毎年6%削減の必要があると言われています)

わたしたちの生活の根本を見直さないと現実はとても厳しい…。改めて自分ゴトとして何を見直せるか考えた時、過剰な食肉が温暖化に大きく影響しているとも言われる中で「お肉の食べ方」を変えるのって、実は取り組みやすいと思ったのです。(大規模な畜産が地球環境に与える影響はいろいろな議論がされています。ぜひ調べてみてくださいね)

お肉を減らす=我慢というより、お肉を使わなくても美味しい料理がたくさんある。そんな料理を作ったり食べたりすると食事のバリエーションが増えて楽しい。それら料理の多くは保存がきく材料(ストックしておけば買い物に行かなくてすむし、使い切らなくても保存食になる)でできていたり、あるもので作れたりするのも嬉しいところ。お肉を減らすのは、まさにステイホームにうってつけな気がします。現在我が家は週の半分くらいお肉を食べない、といった感じ。そんなわけで、家族みんなが大好きなミートフリーのメニューをいくつか紹介します。

その1 フムス

ひよこ豆の水煮と無糖ピーナッツバター、塩(好みでニンニクも)をフードプロセッサーなどでガーっとするだけ。手軽すぎるメニューなのに、たっぷりの生野菜とパンに挟んだらボリュームたっぷり。野菜をもりもり食べられます。

その2 野菜のチヂミ

茹でた葉野菜、人参、玉ねぎ、ニンニクの芽などを小麦粉と塩と水と混ぜ合わせて多めのごま油でカリッと焼くだけ。ホットケーキの生地くらいのかたさをイメージして、目分量で大丈夫です。葉野菜は季節のもの、ならなんでも。この春は摘んできたヨモギで何度も作りました。カブの葉や、人参の葉を使ったり、ニンニクの芽がなければネギをいれたり。

その3 唐揚げ

唐揚げはお肉じゃなくても美味しいのです。最近は筍を何度も唐揚げにしましたが、人参やごぼう、厚揚げも美味しい。お肉は控えたいけどお肉っぽいもの食べたい! という時は、大豆ミートを使うのもよし。ニンニクすりおろし、砂糖少々、醤油を混ぜたのに野菜を漬け、片栗粉をまぶし、揚げる! 少々食べ過ぎてももたれないのもよいです。

番外、外食時のおすすめ

外食は家では食べられないものを食べたい派。時々家族で都内に出た際にはファラフェル専門店に。ヒヨコ豆とスパイスを使ったコロッケみたいな料理、ファラフェル。自分で作るのはちょっと手間なのですが、子供たちも大好物。最近、近所のすてきな喫茶店でファラフェルサンドをテイクアウト出来るようになり、とっても嬉しい。ごはん作りに疲れたら買いに行こうと思っています。

ヴィーガン、ベジタリアンという言葉もよく聞くようになったここ数年。お肉を食べない選択をする人、お肉を食べる選択をする人。自分の食べるものを選び決めるのは、人それぞれの自由だと思います。だからこそ、自分が口にするものがどういった背景で作られたのか。お肉に限らず、それを知って、そして選んでいくことがとても大切なのだと思っています。

様々な問題や現実を知ることは時に苦しくもあるけれど、それでもやっぱり「食」は楽しい。ミートフリーメニューは日々の新たな楽しみの一つなのです。

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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