子育てママのお悩み解決メディア
お弁当もって、ちょっとそこまで【親子ではじめる、エシカル暮らし・17】
2020.09.25 by 中村 暁野 中村 暁野

お弁当もって、ちょっとそこまで【親子ではじめる、エシカル暮らし・17】

休みの日が「特別」じゃなくてもいい

心地よい日差しや澄んだ風。秋の始まりに感じる空気が、一年で一番好きです。お出かけの計画を考えるのも楽しいこの季節。ですが、外出先のごはんって、実はけっこう悩みのタネです。本意でないものを買うしかなかったり、使い捨て容器を避けられなかったり、エコフレンドリーなお店を調べておいても、ちがう!あっちのお店がいい! と子どもの猛反発にあったり……。

(もちろん美味しかったなあ、また来たいなあ、と思うお店もたくさんあるし、そんなお店にごはんを食べに行くのは特別な楽しみですが)

我が家の子どもたちはシュタイナー教育を受けているのですが、シュタイナーの先生に言われて目から鱗だったことのひとつは「休みだからって特別なことをしなくていい」ということ。せっかくだからあそこに行きたい、ここに行きたい、と普段とちがう刺激を求めているのは大人の方で、子どもは日常を楽しむ力を持っている。確かに、非日常な時間を過ごし、外側から強い刺激を受けることに慣れちゃうよりも、日常の中で何かを発見したり発明したり、そんな自分の内側から何かが生まれる時間をたくさん持つことは、幼い時期にはとても大切なことだと思うのです。なので、もともと休みの度にどこかへ行きたい超! お出かけ好きだった我が家もスローダウン。のんびりしたお休みの過ごし方を考えるようになりました。

お弁当持って、いつもの場所へ

子どもも大人も楽しい我が家お気に入りの過ごし方。それは、いたってシンプルだけど、お弁当を持って近所を探索すること。

車でブーンと通りすぎてる場所、早く早く、と子どもを急かしてる場所。そんないつもの場所をゆっくり歩いてみたり、のんびり座ったり、寝転んだりしてみる。ちょっとした坂道も、大きな石も、落ち葉の山も……3歳の息子も9歳の娘もここはかっこうの遊び場! とばかりに遊び出します。そしてお腹が空いたら、お弁当をひろげて食べる。

気を張らず、家にあるものをパッとつめただけのものでも、外で、みんなで「お弁当」を食べる。それだけで子どもって大喜びしてくれる。

さて、プラスチックフリーを意識中の我が家。お弁当箱はシーガルのフードキャリアを愛用しています。

12センチ3段サイズは家族分のお弁当を詰めるのにぴったり。オールステンレス(パッキンもなし!)なのに、漏れない、丈夫、匂い移りもなし、直火にだってかけられちゃうからキャンプにも持っていける……と、いいところしかありません。

ディップなど液だれしそうなものは、小さい陶器に詰めて、器ごとお弁当箱にいれちゃえばプラや紙のカップを買う必要もありません。一番下の段には凍らせたフルーツを保冷剤代わりに詰めるのも定番です。

シーガルのお弁当箱は10センチ2段のものも持っていて、息子とわたし2人で過ごすことになった休みの日のお散歩なんかに重宝しています。

漏れないので前日の残りカレーを詰めたりもできるのです。

いつもの場所でも、いや、いつもと同じ場所だからこそ、時間に追われず過ごす中にたくさんの発見、今しか感じられない季節のキラキラが隠れています。

今度のおやすみ。お弁当持って、ご近所を散策してみませんか?

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

中村 暁野さんの記事一覧 →