夫婦の寝室あれこれ!満足度が高いのは別室派?それとも同室派?
夫婦は一緒に寝るのが当たり前だと、特に理由もなく寝室を一緒にしている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、同室で寝る夫婦と別室で寝る夫婦のどちらが多いのか、また寝室を別にしている夫婦は何がきっかけになったのか、そして、寝室を別にすることで夫婦仲がよくなったという夫婦の存在についてなどを紹介していきます。
夫婦の寝室、同室と別室どちらが多い?
ドラマや映画を見ていると、当然のように同じ寝室で休んでいる夫婦が多いですね。しかし、実際には、同じ部屋で寝ていると別の部屋で寝ている夫婦の割合はどれくらいなのでしょうか?
寝室を別にしている夫婦は約半数
東京ガス都市生活研究所が行ったアンケートによると、20代~60代の夫婦で「寝室を別にしている」と答えたのはそれぞれ6.7%、14%、24.6%、32.3%、35.9%と年代が上がるにつれ増えています。
また、70代では半数近い47%の夫婦が寝室を別にしていると答えています。
夫婦の寝室を別にしたきっかけは?
意外に多くの夫婦が別の寝室で寝ているようですね。夫婦の寝室を別にするきっかけとなった理由としては、こんなことが挙げられています。
- 夫(妻)のいびきや歯ぎしりがうるさい
- 寝る(起きる)時間が違う
- 空調の設定温度が違う
- 明るさの好みが違う
- 片方がテレビや音楽を楽しむ
これを見ると、寝室を別にしようと考えたのは「何かしらの問題があったから」と言えそうです。しかし、これらの問題を解決するために寝室を別にしたあとで、夫婦の間に亀裂が入ることはないのでしょうか?
寝室を別にしたら夫婦仲が良好に
問題があるからという理由で寝室を別にすると、そのまま夫婦仲がこじれていきそうな気もします。ただ、実際に寝室を別にした夫婦の話を聞いてみると、どうやらそんなことはないようです。
寝室を別にしてよかったと思うこと
前述のアンケートで、寝室を分けたあとで「特によかった点はなかった」と答えたのは1%のみ。ほぼすべての人が、寝室を別にしたことをポジティブに捉えていました。
寝室を分けてよかったという夫婦からは、こんな声が聞こえてきます。
- 熟睡できる
- 気を遣わずに済む
- 時間を自由に使える
- いびきや寝返りなどで起こされずに済む
- 自分のペースで眠れる
寝室を別にするきっかけとなった問題が、解消されていることがわかりますね。そして、睡眠に関する問題が解消されて熟睡できるようになると、その他のことにもよい影響をもたらすようです。
質の高い睡眠をとることの大切さ
質の高い睡眠には、体や脳の疲労回復やストレスからの回復など、さまざまな効果があります。
さらに、これまで夫(妻)のせいで安眠できないと感じていた人も、その不満が解消されることで、相手に対する感じ方が変わってくるかもしれません。
また、夫婦が別々の寝室を持つということは、寝るまでの時間を自分だけのプライベートな時間として過ごすことができるということです。
ですので、その時間を充実させることで、今度は2人で過ごす時間をより新鮮に楽しむことができるようになるでしょう。
大切なのはお互いが快適でいられること
夫婦にとって大切なのは、寝室を同じにするのか分けるのかということではなく、お互いが快適でいられるかどうかではないでしょうか。
一緒に寝ることが睡眠の妨げやストレスの原因につながっている場合は、睡眠そのものの問題だけでなく、夫婦としての問題にもかかわってきます。
質の良い睡眠を確保しながら精神的に満たされ、相手に対する心に余裕も生まれてくるのであれば、夫婦の寝室を分けることを考えるのもよいのかもしれません。