末端冷え性の原因と改善方法!身体を温める食べ物の見分け方も紹介
手先足先の冷えが酷く、痛みを感じることもある末端冷え性。厳密には、「末端に血液が通いにくくなっている」状態を指します。
放っておいて良いとはいいがたいため、できることから日常生活に改善策を取り入れるようにしましょう。 今回は、末端冷え性の改善方法を紹介します。
末端冷え性の原因
末端冷え性の原因として以下の4つが挙げられます。
- 下着や靴の締め付けによる皮膚感覚麻痺
- 筋肉量の不足
- 自律神経機能の乱れ
- 女性ホルモンの乱れ
カギとなるのは「血液循環」です。外的要因での締め付けや、ホルモンバランス・自律神経の乱れにより血管の萎縮を起こすと血液循環が悪くなります。また、ポンプ機能が弱くては、身体のすみずみまで血液を届けることができません。
改善方法
意識したい改善方法は以下の4つです。
- 4つ首を温める
- 指先じゃんけん
- 湯船に浸かる
- リラックス
4つの首を温める
4つの首である「首」「手首」「足首」「くびれ」の中でも「首」「手首」「足首」は皮膚が薄く体温が逃げやすい部分です。
また、「くびれ」=お腹は、人間にとって内臓が集まる重要な部分。人間は内臓を一定温度に保つようプログラムされているため、内臓が冷えると体中から熱を集めることになり、末端が冷えるのです。
反対に、内臓が温まっていると細部へも温かい血液が行き渡りやすくなります。
指先じゃんけん
筋肉量の少ない末端は、動かずことでぽかぽかになります。特に足の指は普段あまり使うことがないため、意識したいところです。
冷えている!と気づいた時に手や足を「グー」「パー」「チョキ」と動かすだけ。時間も1分程度で良いため、家事や仕事の合間に気軽にできます。
湯船に浸かる
しっかり湯船につかることで身体が温まり、血流が改善されます。効果的な入浴方法は、「毎日」「40℃のお風呂に10~15分」です。肩まで浸かって全身を温めましょう。
リラックス
リラックスすると副交感神経を優位になり、血管が緩みます。血管が緩むと血液が身体の隅々まで行き渡るようになるため、末端が温かくなるのです。
リラックスするための手軽な方法が「深呼吸」。いつでもどこでもできる方法なので、緊張したときは深い深呼吸をすると良いでしょう。
身体を温める食べ物の特徴
体内に入れる食材にも身体を温めるものと冷やすものがあります。以下の4つポイントか身体を温める食材の見極め方を紹介します。
- 地中で育つもの
- 発酵食品
- 生産国が寒い国
- 色や形
地中で育つもの
地中で育つもの=根菜類は、ビタミンやミネラルを多く含みます。ビタミンの中でも特にビタミンEは血行促進作用があります。また、ミネラルは筋肉の元となるタンパク質を体内で活用するために必須の栄養素です。
さらに温かいスープや煮物として調理されることから、身体を温めると考えられています。
発酵食品
発酵食品には、酵素が含まれています。酵素には「消化を助ける」他、「腸内環境を整える」働きがあり、代謝を活発にする効果が期待できます。
代謝が上がればエネルギー消費量が上がり、熱量も増加。その結果、体温の上昇に繋がり、冷えが改善されます。
生産国が寒い国
逆説になりますが、南国育ちのフルーツや夏野菜は身体を冷やすといわれています。理由は、カリウム含有量が多く、利尿作用があるからです。汗や尿は、熱も一緒に放出するため身体を冷やすといわれています。
そのため、冷え性改善の観点では、南国育ちのフルーツや野菜よりも寒い国で育った食べ物の方が向いているといえるでしょう。
血流を改善すれば冷えが治る!
末端冷え性を改善するには、日々の生活の中で末端を動かすことを意識して、しっかりリラックスすることが大切です。また、食事の内容を一緒に見直すことでより高い効果が得られるでしょう。