冷え性は冬だけじゃない!一年中冷え知らずの身体に
冬に手先や足先が氷のように冷たくなるのはもちろん、夏でも「暑いのに指先だけ冷たい」といった現象が起きることがあります。
その原因は、自律神経の乱れや筋力不足による冷え性。 今回は冬だけじゃなく年中、油断できない冷え性の対策方法を紹介します。
冷え性になる原因
冷え性になる原因は、以下の3つが考えられます。
- 寒暖差
- 冷たい飲み物や食べ物
- 運動不足
寒暖差
冬は暖房、夏はクーラーによって室内外に温度差が生まれると、自律神経に不調が生じ、血管を圧迫してしまうことも。その結果、夏でも冷え性という人が多くいます。
また、自律神経の乱れは「冷え」だけでなく、「だるさ」や「動機」「イライラ」などのさまざまな不調を引き起こす原因となるため、気を付けましょう。
冷たい飲み物や食べ物
冷たい飲み物や食べ物は、内臓の温度を下げます。人間の身体は内臓機能の温度を保つようにできているため、内臓の温度が下がると温度を保つために温かい血流を内臓に集めるのです。
しかし、そのぶん末端には血液が行き渡らなくなり、手足などの冷えの原因となります。
運動不足
運動不足による筋力低下が、冷え性になる原因の一つです。筋肉には、血液を体中に循環させる役割があります。筋肉量が少ないほど循環が悪くなり、反対に多いほど循環が良くなり、冷えとは無縁になるということです。
特に女性は男性に比べてもともとの筋肉量が少ないため、冷え性になりやすいといえます。
つらい冷え性を治す方法は?
冷え性の改善には体温のコントロールが必要不可欠。生活習慣を少し意識して変えるだけで、変化が期待できます。
飲み物は常温or温かいもの
内臓を温めることで、温かい血液を全身に巡らせることができます。特に夏は冷たい飲み物が飲みたくなる気持ちもわかりますが、冷たい飲み物は利尿作用があるため、水分補給としてもあまりおすすめできません。
身体を温める食べ物を
何気なく選んでいる食材にも身体を「温める食材」と「冷やす食材」があります。温める食材の選び方は4つ。「寒い地域で育った」「根菜類」「発酵食品」「暖色系で丸い形状」です。
ゆっくり湯船に浸かる
身体を温めることで、血管が緩み末端まで血液が行き渡るようになります。芯から温めるためには「毎日」「40℃程度のお湯に15~20分」浸かるようにしましょう。
筋肉をつける
血液を全身に巡らせるためにも、適度な運動をしましょう。無理にハードな筋トレをする必要はありません。軽いウォーキングやスクワットなど、毎日続けられることが大切です。
冷え性を改善すると痩せる?
結論から言うと「冷え性改善=痩せる」という認識は間違いです。しかし、冷え性を改善するために「筋肉をつける」「身体を温める」ことは代謝UPに繋がるため、結果的に痩せやすい身体になるということはあるかもしれません。
ただ、無理なダイエットを行うことで、冷え性を引き起こすことがあります。極端な食事制限やダイエットはしないようにしましょう。
季節問わず身体を温めよう!
冷え性は寒い季節だけのものではありません。暖かい季節でも対策を怠らないようにすれば、年中冷え知らずの身体になれます。
冷え性の方は、知らず知らずの内に身体を冷す習慣が身についている可能性が高いので、一度生活習慣を見直してみましょう!