コロナ禍での里帰り出産は大変?心配ごとや対策をチェック
新型コロナウイルスが流行している中での出産は、さまざまな面で心配なことが多いですよね。とりわけ大きな移動が必要となる里帰り出産には、思わぬ負担が増えることが予想されるでしょう。
今回の記事では、コロナ禍で里帰り出産をする場合に考えられる心配ごとや対策を解説。里帰り出産を予定されている方は、参考にしてみてくださいね。
コロナ禍での里帰り出産は普段とどう違う?
コロナ禍での里帰り出産は、普段とどのような違いがあるのでしょうか。
県外からなら2週間隔離や自宅待機の場合も
多くの産院では、県外からの里帰り出産においては、帰省後2週間の自宅待機やホテルなどでの隔離生活をしてから健診を受けるという体制をとっているところが多いようです。
万が一、妊婦さんが新型コロナウイルスに感染していた場合に備えての措置なので、必ず従うようにしましょう。里帰り直前に現在の産院で健診を受けておくと、2週間の待機期間も安心して過ごせます。
早めの里帰りをお願いされることも
普段の里帰り出産では、「遅くとも37週までには帰省しましょう」としている産院が多いですが、コロナ禍では「31〜32週ごろまでには帰省してください」とお願いしている産院もあるようです。
妊娠中も仕事をしている方は、早めに産休に入るなどの予定の変更を強いられるケースも出てくるでしょう。
夫と長く会えない可能性も
里帰り出産をして実家で過ごす間に、さらに新型コロナウイルスの流行が拡大すると、県をまたいでの移動がしづらくなり自宅に戻るのが遅れる可能性があります。
またお見舞いが禁止されている病院も多いため、長い期間夫と会えない状況になることも想定しておきましょう。
コロナ禍の里帰り出産の対策
では、コロナ禍で考えられる問題点に解決方法はあるのでしょうか。実践可能な解決方法をご紹介します。
オンラインでコミュニケーションを
里帰り出産をすると、ただでさえ夫とのコミュニケーションが取りづらくなりますが、コロナ禍で早めに里帰りする必要があったり、長く自宅に戻れなかったりすると、夫と離れての生活が長期化してしまいます。
里帰り出産後、自宅になかなか戻れないと、夫に父親の自覚が芽生えにくいため、その後の育児でも協力が得られず、ワンオペのきっかけになってしまうことも。父親としての自覚を持ってもらうためにも、里帰り中はビデオ通話などで定期的にコミュニケーションを取ることを強く意識して過ごしましょう。
検温や手洗い・うがいを怠らない
新型コロナウイルスに感染しないか、妊産婦さんの不安は大きいことでしょう。里帰り出産では、生まれたばかりの赤ちゃんや高齢の両親との同居生活となるため、より一層感染予防に気をつかう必要があります。
健診で病院に行くとき以外も、こまめに手洗い・うがいをマメにする、定期的に検温をするなどの対策を念入りに行いましょう。
楽しみを見つけてストレス発散
コロナ禍ではちょっとしたことで気分が沈む方も増えているようです。産後うつという症状もあるように、産後は気分が落ち込みやすい時期にあたります。
ただでさえ里帰り出産では、慣れない育児や自宅との生活環境の違いなどでストレスを感じる妊産婦さんも多いです。コロナ禍では外に出て気分転換をするということもできず、ますますストレスをためてしまう人も多いでしょう。
ストレスはママの体にも赤ちゃんにも良くありません。家の中でのリラックス方法や密を避けられる場所を探してみるなど、コロナ禍でも自分が楽しく過ごせる方法を見つけて、ストレスを発散するようにしましょう。
コロナ禍の里帰り出産、少しでも楽しく過ごそう
何かと不安の多い出産ですが、さらにコロナ禍の不安もあり、落ち込むことも増えるかもしれません。しかし、里帰り出産には親のサポートが受けられ、不安な心境を打ち明けられるというメリットもあります。話すだけで気持ちが晴れることもあるでしょう。
自分だけでなく、同じような状況で出産を迎える仲間がいる!と考え方を変えて、ストレスを発散しながら前向きな気持ちでコロナ禍の里帰り出産を乗り切りましょう。