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夫がアルコール依存症かも…アルコール依存への対応法は?

夫がアルコール依存症かも…アルコール依存への対応法は?

普段は優しいけれど酒を飲むと人が変わる、暴力的になる…もしかしたら、夫がアルコール依存症かも…と思った時、妻はどうすればいいのでしょうか?今回は、アルコール依存症への対応法をご紹介します。

アルコール依存症とは?

alcoholism, alcohol addiction and people concept - male alcoholic drinking beer from glass at night

アルコール依存症は、長期に渡り大量にお酒を飲み続けることで進行し、お酒なしでは生活できなくなる病気です。

お酒がないと気分がスッキリしなくなる

最初は楽しみのつもりで飲んでいたお酒が、次第にお酒を飲まないと気分が晴れなくなっていきます。そして、少量のお酒では酔えなくなります。以下のアルコール依存症状が出ていないかチェックしてみましょう。

お酒が切れた時の症状チェックリスト

  • イライラする
  • 不安になる
  • 手が震える
  • 夜眠れない
  • 汗をかく
  • 食べたものを吐く
  • 飲み始めると止まらず、食事も摂らずに飲んで寝るを繰り返す

実は、これらはアルコールの離脱症状です。アルコールが体から出るときにこのような症状が出たら要注意。詳しいチェックシートもありますので、参考になさってください。

アルコール依存症 チェックシート(AUDIT)

http://alcoholic-navi.jp/checksheet/

アルコール依存症の患者数は全国で100万人を超えるとも言われていますが、その治療を受けている人は、数万人程度というのが現状です。アルコール依存症は、お酒を飲む誰もがかかる可能性のある病気。私の夫は絶対にアルコール依存症ではないという思わないことが大切です。

夫のアルコール依存を進行させてしまう妻の対応

Worried woman quarreling on alcohol addicted husband with wine bottle on kitchen

例えば、あなたの夫がアルコール依存症のような症状が出始めたら?あなたは妻としてどう対応するでしょうか?

夫を説得する

妻はまず夫を説得しようとします。そして、お酒の量を減らすように言うでしょう。子供がいれば、より一層説得するはずです。しかし、説得をしても泣いて訴えても脅しても、夫のアルコール依存は治りません。

夫の世話を焼く

夫がアルコールに依存するようになると、そのうち生活がままならなくなっていきます。例えば酔っ払って倒れたり、会社を休んだり。必死で家庭を維持しようと夫のフォロー対応に回りますが、一向に夫がアルコールを止める気配はありません。

夫を暴れさせないようにする

夫はアルコールが体内から切れると、暴言を吐いたり暴力を振るったりするようになります。どう説得しても聞いてはくれません。子供にそんな姿を見せたくないという気持ちから、夫が切れないようにお酒を買ってきて渡す対応をするようになります。

夫が仕事ができなくなり自分が家計を支える

夫のアルコール依存症が進行すると、仕事ができなくなります。子供がいるなどの理由で離婚ができず、代わりに自分が仕事を始めたり増やすことで家計を支えて対応しますが、それと同時に夫にお酒を買うお金を渡します。

このような相手の悪い行動を後押ししてしまう行為、相手を現状に留まらせるような行為のことをイネーブリングといいます。もし、アルコール依存が疑われる夫に対し、上記のような対応を取っていたら直ちにやめるべきです。

アルコール依存症の夫に対し妻が取るべき対応

Young man having a problem. Girlfriend comforting her sad boyfriend.

そして、妻であるあなたは以下のような対応へと変容させましょう。

夫のあるがままを認め尊重する

まず、アルコール依存の夫ではなくありのままの夫を認め、受け入れます。アルコール依存に陥っている夫に、批判せず、罪悪感を感じさせずに接するというのはとても難しいことです。しかし、依存症になってしまう人の多くは元々根が真面目です。できる限り、夫の価値を認めてあげましょう。

そして、夫が自分の気持ちについて話せるようであれば聞いてあげましょう。この時、他人の悩みや告白を聞く時のように相手を否定してはいけません。しっかり気持ちを尊重し、アルコール依存という行動についての改善策を考えていきましょう。

夫の行動は、夫自身に責任を持たせる

夫がアルコール依存で起こしてしまう悪い行動は、止めさせたいものです。そのためには、妻であるあなたが夫に何か指示やアドバイスをするのではなく、夫自身に目標を決めさせます。

そして、夫が一緒に考えて欲しい、もし僕がお酒を飲もうとしていたら止めて欲しいなど助けを求めてきたら、できる限り助けてあげましょう。

夫がお酒を飲まなかったら褒め称える

アルコール依存は、1日や2日お酒を飲んだだけでなるものではありません。夫がたった1日お酒を止めたからといってアルコール依存の症状が出ないとは限りません。しかし、妻であるあなたは夫がひとつ目標を達成できたら、そのことを一緒に喜びましょう。

本音では、また飲んだら暴れるのではないか、もっとアルコール依存がひどくなってしまうのではないか不安だらけかもしれません。それでも、あなたが「1日飲まないで我慢することがどれほど大変か」ということを理解していることを夫に伝えましょう。今日飲まなかったあなた(夫)のことをとても尊敬する、誇りに思うとしっかり心に響くように褒め称えましょう。

夫がお酒をやめようとする目標を支える

アルコール依存の人がお酒を飲まないでいることは、とても大変なことです。だから、妻として「夫の悪い行動や習慣を支えない」ように心がけることが大切です。

夫がお酒を止めたいと思っていても、体はアルコールを欲しています。そして、アルコールに手が出てしまうのです。そんな時は、夫が向かっている目標のために、お酒、アルコールが含まれるみりんなども家から排除するなどのサポートも必要です。

夫のアルコール依存症について対応を相談する

Puzzle of a broken bottle of beer resting on the ground - Free themselves from alcohol addiction - concept image - Toned image

夫のアルコール依存は、妻だけの力で治すことはできません。妻も夫自身も、もしかしたらアルコール依存かも? と思っても、そんなはずはない…と認めようとしないことがアルコール依存症の治療を遅らせてしまう原因です。

アルコール依存の治療には、夫自身の意志が必要です。妻が確実に夫のことをアルコール依存症だと思い病院へ行くよう説得しても、夫はアルコール依存症ではないと言い張り、病院へ行くことも治療を始めることもできないかもしれません。

そんな時、どういった対応を取れば良いのか、夫のアルコール依存に振り回されるようになってくると妻であるあなた自身も心も体も疲弊していきます。そうならないために、早めのうちに相談機関に妻であるあなたがかかっておくことが、あなたと夫、家族のために必要です。

アルコール依存について相談できる場所

以下に、厚生労働省が発表する依存症についての相談機関をご紹介します。必ず住んでいる場所に相談できる場所はあるので、夫のアルコール依存に気づいた段階で専門機関に相談し、適切な対応を取っていきましょう。

保健所

※お住まいの地域の保健所

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/

精神保健福祉センター

※全国精神保健福祉センター一覧

https://www.zmhwc.jp/centerlist.html

依存症相談拠点機関

※全国の相談窓口・医療機関

https://www.ncasa-japan.jp/you-do/treatment/treatment-map/

自助グループ・回復支援施設

家族会・家族の自助グループ

夫のアルコール依存は1人で抱えず相談を

12 step program. Group supporting depressed man with alcoholism problem in rehab center, panorama

夫がアルコール依存だとわかっても、妻としてなかなか周りには言えないと思います。しかし、アルコール依存症は病気です。早めに治療を始めることで、本人も家族も苦しまずに済むのです。そして、あなた1人だけで夫の「依存症」を治すことはとても困難です。

まずは、夫がアルコール依存症かもと気づいたら相談することから始めてみましょう。そして、この記事でご紹介したような夫を認める、受け入れる行動を取りながら専門機関と一緒に、夫のアルコール依存の治療を支えていきましょう。

※参照元 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html

いろは

いろはライター・エディター

自閉スペクトラム症、ADHD、LDの9歳男児、5歳女児のシングルマザー。早稲田大学商学部在学中に週刊誌の編集アシスタントを務め、出産を機に子育てしながらできる執筆・編集を再開。Hanakoママのライターは、自身の経験がたくさんのママとパパとお子さまの幸せにつながるお手伝いができればという気持ちで書かせていただいています。

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