生理期間は何日が平均?医療機関を受診する目安についても紹介します
生理は個人差が多く、「病気かな?」と思っても正常の範囲内ということもあります。生理期間は、何日が平均的なのでしょうか。また、生理期間のトラブルで、医療機関を受診する基準についても紹介します。
生理期間の平均は何日?
生理期間は個人差が多く、しかも同じ人であっても月によって異なるので、平均データを取ることは困難です。しかし、一般的には3~7日が正常な生理期間とされていますので目安にできるでしょう。
また、生理期間が2日や8日の場合も、周期的に訪れているなら必ずしも問題があるとはいえません。気になる場合は病院を受診し、ご自身にとっての正常な生理リズムを把握しましょう。
10代は身体が未成熟で安定しない
10代は身体が未成熟で、生理リズムも安定しないことが多いです。そのため、生理期間が3~7日以外であったり、不定期にしか生理が訪れなかったりしても、それだけで異常があるとは判断できません。
更年期が近づくと不安定になることがある
20~40代前半は比較的生理リズムが安定し、毎回同じ生理期間・生理周期で過ごせるケースが多いです。
しかし、更年期が近づく40代半ばごろになると、生理リズムが不安定になり、生理期間が長くなったり短くなったり、また、生理周期も月によって大きく変動したりする可能性があります。
医療機関を受診するほうが良いのは?
生理期間や生理周期に疑問や不安があるときは、婦人科を受診して医師に相談しましょう。特に次のいずれかの状態が見られるときは、早めに医療機関を受診することが大切です。
短い生理期間が月に何度も訪れる
1~3日程度の短い生理期間が月に何度も訪れる場合には、ホルモンバランスが乱れている、もしくは卵巣の機能にトラブルが起こっている可能性があります。
月に2回以上、生理になることがしばしば見られるときには、医療機関を受診することを検討しましょう。数ヶ月ほど基礎体温の記録を付けて持参すれば、診断に役立つこともあります。
更年期でないのに生理期間が短くなった
更年期になると、生理期間が短くなる傾向にあります。そのため、40代中頃から生理期間が徐々に短くなることは、特に問題視する必要はありません。
しかし、更年期が近づいたわけでもないのに生理期間が徐々に短くなっている場合は、ホルモンバランスなどに問題がある可能性が考えられます。
生理期間が10日以上と長い
生理期間が10日以上と長い場合も、何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。早めに医療機関を受診し、詳しく調べてもらいましょう。
異常を感じたら早めに病院に行こう
生理リズムは人によって異なりますが、自分にとっての異常を見つけることは大切です。紹介した症状以外にも「何かおかしい」と感じることがあったときには、早めに医療機関を受診するようにしましょう。