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子供と寝室は別がいい? 子供と一緒に寝る効果と寝室を分けるタイミング

子供と寝室は別がいい? 子供と一緒に寝る効果と寝室を分けるタイミング

子供と添い寝したほうがいいのか、子供とは寝室を分けたほうがいいのか。子供の将来を考えると、どちらが良いのか気になるところですよね。今回は、子供と一緒に寝る効果と、子供と寝室を分けたほうがいい時期についてご紹介します。

子供が大人になった時、添い寝は影響する?

ある大学の大学生及び大学院生を対象に行った、添い寝に対するイメージ調査では、74.4%が子供の頃に添い寝の経験があると回答しました。

この調査結果で、添い寝には大きく5つのイメージが持たれていることが明らかになりました。

大学生が思う子供の頃の添い寝イメージとは?

添い寝には「あたたかさ・楽しさ」「安心感」「家族愛」「さみしさや不安の解消」「心地良さ」の大きく5つのイメージがあることがわかりました。そこから、家族の体温、ベッドや布団から感じる身体的なぬくもりだけでなく、一緒に寝ることにより「楽しさ」「安心」を感じる心理的な心地良さがあることがうかがえます。

両親の間で寝るより、どちらか一方の隣で寝るほうが安心する

調査を行った大学生が誰と寝ていたかは、以下の通りでした。

・両親の隣で添い寝をしていた・・・39名(13.4%)

・母親の隣で添い寝をしていた・・・161 名(55.3%)

・父親の隣で添い寝をしていた・・・49 名(16.8%)

・きょうだい・祖父母の隣で添い寝をしていた・・・42 名(14.4%)

この調査では、両親の間で寝ていた場合に「安心」というキーワードが出てこなかったこともわかりました。それよりは、母、父、兄弟、祖父母の隣で寝た方が「誰かと一緒に寝ていること」を感じやすくなり、より強い安心を感じられていたようです。

添い寝は、楽しさと安心感をもたらす

「楽しさ」「安心」という添い寝イメージのキーワードからは、ぬくもりという身体面だけでなく楽しさや居心地の良さという心理面にも両方に良い影響があることがわかります。

子供の寝室を作るタイミングは?

しかし「暑苦しい」「狭い」など、就寝時の密着状態が強くイメージされているワードもありました。子供の寝室を検討する理由には、お子様の成長だけでなくご家庭の部屋事情などもあると思いますが、この調査結果から考えられる子供の寝室を作るベストなタイミングがあります。

子供の体が大きくなり、一人寝できる心の準備ができたとき

それは、「子供の体格が大きくなったとき」「子供が一人寝できる心の準備ができたとき」です。子どもの寝室を用意してあげることで、苦しさを感じずに心身共にぐっすり寝れるようになるのです。

子供の寝室で、母親だけが添い寝するのも良い

ある研究では、幼児の発達において母と子の距離は近ければ近いほど好ましい、母と子の距離が近ければ、たとえ父子の距離が遠くても影響は少ない、という結果があります。また、父と子の距離は近いほど好ましいとはいえ、その位置は適度な距離が望ましいとも言われています。

母子の添い寝には、ネガティブなイメージのワードがほとんど見られず、子供にポジティブな感覚を抱かせるものとなっています。母親にとって子供と一緒の寝室で寝ることはとても大切だということがわかりますが、注意しなければならない点もあります。

子供の一人で寝てみようという気持ちを応援する

ただし、この母子の添い寝が子供の自立の妨げになっているという懸念もあります。「不安だけど、一人で寝てみたい」「本当はママと寝たいけど、がんばる」という努力を積むことで、自分で自分を励ます力、自分を抑える力が生まれ、母親から離れた保育園や幼稚園、学校などでもたくましくがんばっていける子供に育つのです。

このような身の回りの自立が進み、親や自宅以外の社会的行動が広がっていくのが4歳です。自分で自分を奮い立たせ、たくさんのことに挑戦していきます。親は、それを危ないから、心配だからと止めるのではなく、その子供のがんばりを十分認め、受け入れてあげましょう。

子供の体の大きさや子供自身が一人で寝たいかどうかわからない時は、4歳という時期を子供の寝室を用意するタイミングにするといいかもしれません。しかし、5歳までは母親、父親、身近な人から自分がとても愛されていて、とても価値がある存在という経験を積み、愛着形成を行う重要な時期です。この愛着形成がしっかりできると心が安定し、大人になった時も困難に立ち向かい、がんばり続けることができます。5歳までの間に一人寝をさせる場合には子供が「親に拒絶された」という意識を持たせないことが大切です。

もし「一人で寝る」と言ったのに子供が寝室から戻ってきてしまったら、絶対に非難せず、その挑戦したがんばり、気持ちをしっかり認め、褒めてあげましょう。そうした経験を繰り返すことで、徐々に子供の自立が促されていくからです。

子供にたっぷりくっついた後は、少し離れた場所から見守ろう

4、5歳というのは一般的なもので、子供によって成長には差があります。子供が自立に向かい始めたなと思うタイミングを適切に捉え、心も身体もお互いにとってちょうどよく、心地いい距離感を見つけていきましょう。子供の寝室を別にするのは、その距離作りの第一歩です。


※参考文献:http://repository.hyogo-u.ac.jp/dspace/bitstream/10132/17769/1/%E5%90%89%E7%94%B0%E7%BE%8E%E5%A5%88%EF%BC%BF%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf.pdf

いろは

いろはライター・エディター

ASD、ADHD、LDの9歳男児、6歳女児と3人で暮らす。早稲田大学在学中に週刊誌の編集アシスタントを経験したことをきっかけに、今に至る。

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