二人目不妊の割合はどれくらい?二人目不妊の原因や治療のタイミング
最近では二人目不妊に悩む女性が多く、不妊治療を経験している方は、年々増加傾向にあるようです。この記事では、二人目不妊とは何かや多くの方が悩む二人目不妊について詳しくお伝えします。
二人目不妊とはどんな状態?
一人目は悩むことなく妊娠できたのに、二人目になると一人目のときとの違いを感じている方も多いようです。ではどれくらいの期間妊娠しない場合に、二人目不妊にあてはまるのでしょうか。
タイミングを合わせても、半年以上妊娠しない
二人目を希望して排卵日に性交渉をするなど、タイミングを合わせることをしていながら、半年以上妊娠していないことを二人目不妊といいます。
二人に一人以上の女性が二人目不妊
ある調べでは、62.6%の女性が、二人目を希望した際に不妊治療をしているということがわかっています。二人に一人以上の割合で、二人目不妊に悩んでいる女性がいるということになりますね。
二人目不妊の原因は?
どうして二人目不妊が起こってしまうのか、考えられる原因を紹介します。
加齢によるもの
一人目を出産後、家事、育児、仕事に追われ、気がつけば4、5年経っていることも少なくありません。また、晩婚化が進み初産の年齢も上がってきているため、二人目の妊娠を希望するときの年齢は必然的に上がってきます。
加齢による卵子や精子の質の低下や、子宮筋腫など子宮のトラブルが起こる可能性も高くなり、これらは不妊につながる原因と考えられます。
育児や仕事のストレス
育児休暇から復帰をし、仕事、育児、家事とめまぐるしい毎日のなかで、ストレスを溜め込んでしまっていることも多いのではないでしょうか。
二人目不妊だけでなく、ストレスは生理不順や無月経と密接に関わっているといわれています。ストレスが原因で、妊娠しにくくなっているということも考えられます。
セックスレス
出産後、一人目の育児に追われ、セックスレスになってしまう夫婦も少なくありません。二人目を希望し、排卵日を狙って性交渉をすることも、男性側にとってプレッシャーになってしまうこともあるようです。
二人目不妊治療のタイミングは?
なかなか妊娠できず、不妊治療を考えている夫婦もいるかもしれません。二人目不妊治療は、どのタイミングではじめるべきなのでしょうか?
二人目を希望するなら早めに
一人目の妊娠と大きく違うのは、夫婦の年齢です。年を重ねることにより、妊娠率は下がり、流産率は上がっていきます。なかなか赤ちゃんを授からないな、と感じている方はできるだけ早めに受診して検査をしてもらいましょう。
二人目不妊治療は夫婦の協力が重要
一人目の不妊治療と違うのは、子どもがいながらの不妊治療になるということ。不妊治療は精神的にもつらい場面もあり、育児をしながらの不妊治療はなかなか大変です。
だからこそ、夫婦でお互いを思いやり協力することが大切になってきます。夫婦でしっかりと話し合い、支え合いながら乗り越えていきましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得