エアコンは使い方で電気代節約に?設定温度より体感温度を意識しよう
暑い季節や寒い季節を乗り切るために必要なエアコンですが、電気代がかさみ頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、電気代を節約するエアコンの使い方をご紹介します。電気代にお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。
電気代がかかるエアコンの機能は?
暖房、冷房、除湿など、エアコンの機能によってかかる電気代に差はあるのでしょうか。
冷房よりも暖房の方が電気代がかかる
主に、夏と冬に活躍するエアコンですが、実は暖房機能のほうが電気代がかかります。夏場30度の部屋を26度に下げる場合と、5度の部屋を20度以上に上げるには、消費電力の大きさが変わってくるためです。部屋の温度と設定温度の差が大きい方が消費電力が増えると考えるとわかりやすいですね。
除湿は2種類ある
除湿モードは冷房よりも消費電力が少ないと思われていますが、実は「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類あることをご存知でしょうか。弱冷房除湿は、微弱な冷房運転をしつつ湿度を下げるモードで、再熱除湿は部屋の温度を変えずに、ジメジメした湿気を取り除くモードです。再熱除湿は、部屋の温度を下げないために、再度空気を加熱しているため、冷房よりも消費電力が大きくなります。
除湿のモードが何になっているかを確認するのも節約の一つのコツです。
電気代節約につながるエアコンの使い方とは
実は、エアコンは使い方で電気代を節約することができます。ここでは、電気代を抑えるエアコンの使い方をご紹介していますので、試してみてくださいね。
設定温度で電気代は大きく変わる
電気代を節約したいときには、まず設定温度に注目してみましょう。環境省の調べでは、設定温度を1度変えるだけで10~13%程度消費電力を抑えられるという結果がでています。温度を変える前に、服で体温調整をするなどの工夫が節約につながります。
風向きを変えて空気を循環させる
冷たい空気は下にたまりやすく、暖かい空気は上に溜まりやすいです。エアコンの風向きを上手に調整して空気を循環させることで、快適なお部屋になるよう工夫しましょう。
付けっぱなしの方が節電に?
エアコンは、電源を入れてから設定温度になるまでの間が消費電力が大きいです。そのため、少しの間の外出なら付けっぱなしのほうが節約になることがあります。
設定温度よりも体感温度を意識しよう
設定温度を意識してしまうエアコンですが、自分の体感温度を重視することで電力の消費を抑えることも可能です。
送風モードを活用する
扇風機のように、風を送るだけの送風モードは、部屋の空気を循環させるのにおすすめです。空気を循環させることで体感温度も変わりますので、上手に活用して節約してみましょう。
エアコンの節約のコツを知り、上手に夏を乗り切ろう
エアコンにもさまざまなモードや、節約のコツがあります。上手に活用することで消費電力を抑え、節約しながら厳しい季節を乗り越えていきましょう。