障害を持つ子供との時間に疲れたママ、後回しになりがちなママのケア
子育て中のママは、自分のことよりも子供を優先した結果、自分の身体の不調に気づくのが遅れてしまったり、気づきながらも後回しにしてしまったりという方も多いのではないでしょうか。
特に障害を持つ子供を育てるママは、気軽に周りにサポートを頼めないこともあるため、負担が大きくなってしまうことも。この記事では、子供との時間に疲れたママのケアや、子供との接し方の対処法などをご紹介します。
子育て中のママは自分のことを後回しに
子供のことで手一杯になってしまい、ママは自分のケアを後回しにしがちですよね。しかし、子供を支えるママが身体を壊してしまうと一大事に。自分のケアもできる限りおこなっていきましょう。
治療が必要になることもある
心身共に疲れ切ってしまうと、入院などの長期治療が必要になることもあります。ママと長い間離れることになる子供は、不安を感じ情緒不安定になってしまうことも。最悪のケースを避けるためにも、定期的に健康状態をチェックしておきたいものです。
周りに相談できず、孤立してしまうママも
障害を持つ子供を育てるママは、周りに相談できる相手がいないこともあり、孤立しやすく、一人で悩みを抱えてしまうこともあります。
発達障害などは周りに理解されにくい
見た目だけでは判断が難しい発達障害などは、度合いや症状もそれぞれ異なるため周りに理解されることが難しいでしょう。そのため、周りに相談しづらく、どうして良いか思い悩むママも多いようです。
ペアレントトレーニングを取り入れてみよう
何度も何度も同じことを繰り返し、注意しても聞いてくれない・・・このような毎日が繰り返されると、ママもイライラがピークになり、ついつい感情的になってしまうこともあるでしょう。
しかし、ペアレントトレーニングを取り入れることで、ママも子育てのコツを掴むことができ、心に余裕ができるようになるかもしれません。ペアレントトレーニングとは、子供の行動に焦点をあてて具体的な対応を学ぶプログラムで、NPO法人や障害を持つ子供の親の会などが講習会を開催していることがあります。子供との接し方にお悩みの方は、一度参加してみることもできるでしょう。
ママのメンタルケアはどうすべき?
周りにも相談できず、育児が上手くいかない・・・心も体もボロボロになっているママは誰がサポートしてくれるのでしょうか。
無理をせず、自治体の相談窓口を活用
心が疲れてしまう前に、自分の住んでいる自治体の相談窓口を活用しましょう。子育てに関する相談窓口があり、最近は発達障害に関する支援センターも増えてきています。一人で無理をせずに、相談をして助けを求めましょう。
ママが笑顔でいられる環境づくりを
子どもにとって何よりも大切なことは、大好きなママが笑顔でいることではないでしょうか。自分のことでママが疲れている、悲しい顔をしていることはとても辛いことです。ママがたくさん笑っていられる環境づくりをしていきましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得