年子の育休ってどうなるの?産休や手当金、保育園について解説!
年子の場合は第一子の育休中に、第二子の妊娠がわかるケースがあります。いわゆる年子である場合の育休制度は、どのような仕組みになっているのでしょう。年子の育休をテーマに、手当金の取得や保育園の入園の条件など、年子育児にまつわる疑問にお答えします。
年子の場合、各制度は受けられる?
上の子の育休中などに、下の子の妊娠がわかった場合、気になるのが「そのまま育休をとることはできるのか?」という点でしょう。ここでは、年子でも育休・産休が2人分取得できるのか、また出産手当金などは受け取れるのか解説していきます。
育休・産休どちらも取得可能
結論から言うと、年子であっても通常通り、産休・育休どちらも取得することができます。育休を取得する場合、1人目と2人目との間で一時的に職場に復帰するパターンと、そうでないケースがあるでしょう。どちらのケースでも、産休・育休は取得できます。
出産手当金・育児休業給付金は?
子どもが生まれると、出産育児給付金や出産手当金、育児休業給付金などの手当金が受け取れます。年子の場合はどうなのでしょうか。一時的に職場へ復帰した場合は、いずれの手当金も受け取ることができます。
復帰していない場合は、1人目の育児休暇のまま2人目を出産する場合、全ての手当金を取得可能です。1人目と2人目を分けて育休を取る場合は、1人目に支給されている「育児休業給付金」は終了となります。
年子を保育園へ入園させるには?
職場へ復帰する場合は、子どもを保育園などに入園させなければなりません。年子の場合でも、保育園に入園させることができるのでしょうか。
保育園に入園できる基本の条件は?
保育園への入園が認められるためには、いくつかの条件を満たさなければなりません。「保育を必要とする事由」のうち、該当するものが多いほど、ポイントが高くなります。年子の場合は「就労する」「妊娠・出産」の2項目は、確実に該当するでしょう。
職場に一時復帰した場合
1人目の子どもを出産から一度職場に復帰している場合、つまり、すでに1人目が保育を受けている場合は、そのまま継続できることが一般的なのだそうです。
復帰せず、第2子を出産する場合
逆に、復帰せずそのまま育休を取っている場合であっても「妊娠・出産」といった条件に当てはまるため、入園できる可能性はあります。しかし、自治体によっては待機児童が多いこともあるため確実ではありません。
年子に関する心配事は?
年子の場合、短期間に2人分の育休・産休を取得することになります。職場に伝えにくいなど、不安を抱えているお母さんも多いはずです。
妊娠がわかってから、まずやることは?
2人目の妊娠がわかった段階で、まず以下のことをしておきましょう。
- 職場へ報告
- 育休復帰するまたは、延長するなどを相談
- 1人目の保育園へ報告
職場への伝え方は?
短期間で育休をとるのは伝えにくいかもしれませんが、遠慮せずに報告しましょう。会社に出向き、以下のようなことを伝えるとスムーズに話が進められるそうです。
- 今後も働きたい旨
- 具体的なスケジュール
遠慮せずしっかりと育休をもらおう!
育休・産休は、国が認めた制度であり、年子であっても導入している以上、企業は受け入れなければなりません。育児は、就労以上にハードな仕事です。遠慮せず、しっかりと休みをもらいましょう。