不妊になる女性の共通点はある?男性側の原因もチェックしよう
子どもが欲しいと考えているものの、なかなか妊娠しなくて心配になる方もいるかもしれません。不妊になるのは、いくつかの体質的な原因が考えられます。
そこで今回は、不妊になる女性と男性の共通点を確認していきましょう。
不妊になる女性の共通点は4つ
不妊になる女性には、いくつか共通点があります。もし該当する項目がある場合は、不妊の可能性が高いため早めに不妊検査や治療を行いましょう。
1.月経量や期間に異常がある
月経量や期間など月経に異常がある場合、排卵していないことが考えられます。排卵が排出されないと妊娠しないため、不妊症になる確率が高まるのです。月経の量や期間に異常があるかは、以下を目安にしましょう。
・月経量が極端に多い、または少ない
・月経の間隔が39日以上、または24日以内
・月経の期間は8日以上、または2日以内
2.性行為感染症を発症したことがある
過去に性病を発症したことがある場合、排卵が詰まったり閉鎖したりする原因になるため、不妊症の確率が高まります。特に、クラミジアは無症状で気付きにくいことがあるので注意しましょう。
3.子宮の病気にかかったことがある
子宮筋腫や子宮内膜症など子宮の病気にかかったことがある場合、女性は不妊のリスクが高まります。自然妊娠は難しい可能性があるので、早めに専門医に相談するのがいいでしょう。
4.年齢が35歳以上である
女性は年齢が35歳以上になると、妊娠力が低下していきます。不妊につながる直接的な原因がなくても不妊症になるリスクが高まるのです。35歳以上である場合は専門家に相談するのがいいでしょう。
男性が原因になる場合もある!
不妊症は女性だけの問題ではなく、男性が原因になる場合があります。どのようなことが不妊の原因になるのか確認していきましょう。
1.精子を作る機能が低下している
男性側に不妊症の原因がある場合、精子を作る機能が低下していることが考えられます。近年はスマホで簡単に精液検査ができる専用キットもあるので、気になる場合は試してみるのがいいでしょう。
2.射精障害・勃起不全である
男性が射精障害や勃起不全である場合、不妊症のリスクが高まります。特に、年齢を重ねるごとに有病率が高まることがわかっており、40代では20%程度いると報告されています。原因はさまざまなので、早めに専門医に相談しましょう。
3.精液に精子が見つからない
男性が精液に精子がない無精子症の場合、不妊症の原因になります。精子の通り道が何らかの理由で塞がっている閉塞性無精子症の場合は、手術すれば精巣内の精子を回収できます。なかなか妊娠しなくて不妊が心配な場合は、早めに受診しましょう。
不妊が心配なら早めに婦人科を受診しよう!
不妊症になる女性の特徴に該当する項目がある場合は、不妊のリスクが高まります。自然妊娠では難しい可能性もあるので、早めに婦人科を受診することが望ましいです。
ただ不妊は男性側に原因があることもあるので、夫とよく話し合いましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得