疲れているのに眠れない…これって【育児うつ】?原因や対処法を紹介
育児で疲れているのに、眠れないし気力が湧かない…。それはもしかすると、「育児うつ」かもしれません。今回は、育児うつの原因や対処法について紹介します。
育児中の沈んだ気持ち…これって育児うつ?
育児うつとは?産後うつとの違い
「育児うつ」とは、子育てによるストレスや、環境の変化などで起こるうつ症状のことを指します。
似た言葉で「産後うつ」がありますが、こちらは産後2~3週間のホルモンバランスや育児疲れによるうつ症状のことを示し、一過性のものです。
育児うつは、子どもの年齢に関係なく、育児をしている人なら誰にでも起こりうる症状なのです。
育児うつの症状とは?セルフチェックをしよう
まずは、セルフチェックをしてみましょう。
以下の症状に当てはまったら、育児うつの可能性があります。
- 眠れない、睡眠が浅くすぐ目が覚める
- うっかりミスが多い
- 突然不安や恐怖に襲われる
- むやみに自分を責める
- 外出する気が起きない
育児うつの原因やなりやすいタイプとは
なぜ育児うつは起きるのでしょうか。
原因を見てみましょう。
育児うつの原因
ホルモンバランスの変化
女性は妊娠・出産によってホルモンバランスが大きく変わります。
特に、女性ホルモンが減少することにより、精神的に不安定になってしまうのです。
睡眠不足
特に授乳期間中は、夜泣きや夜間授乳で寝不足になりがちです。
子どもが大きくなっても、育児に加え、家事・仕事で睡眠時間を削っていると、ストレスが蓄積されてしまいます。
脳がキャパオーバーになっている
女性はマルチタスクが得意といわれていますが、母親業は初めての連続。
慣れない育児に追われると、脳がキャパオーバーになり、物事を否定的に捉えるようになります。
育児うつになりやすいタイプとは
育児うつになりやすいタイプは、完璧主義の人です。
家事も育児も仕事も完璧にこなさないとダメという考えの人は、コントロールができない育児に強いストレスを感じる傾向があります。
育児うつにならないための対処法3選
1.ひとりになれる時間をつくる
まずは1時間でもいいので、ひとりの時間をつくりましょう。
近くに頼れる人がいない場合は、ファミリーサポートセンターなど自治体のサービスも利用してみてください。
2.家事を手抜きする
家事は手抜きをする時代です。
食器洗浄乾燥機にお掃除ロボット、ドラム式洗濯機などを使えば、家事の時間はグンと減ります。
また、「金曜日はお惣菜の日」などと決めて、子どもとスーパーで選ぶのもよいでしょう。
3.人に話す
女性は、人に話すことで考えが整理できる傾向があります。
家族や友達だけでなく、保育園や幼稚園の先生に相談することもおすすめです。
頑張りすぎず頼ることが育児うつの対処法!
育児うつは誰にでも起こりうる症状です。
まずは、頑張りすぎず、まわりやサービスを頼ることから始めてみてください。
ただし、症状が重く辛い場合は、専門家へ相談しましょう。