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#てがきじかん で学ばせたい! 今、子どもが大切な力とは? 

#てがきじかん で学ばせたい! 今、子どもが大切な力とは? 

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

コロナウイルスにより会いたい人に会いに行けない日々が続いていますが、その気持を伝えるために皆さんは、どのようなツールを使用しているでしょうか?  

今回は、日本郵便のキャラクターで大人気の“ぽすくま”と21世紀からコロナウイルスを退治するためにやってきたアマビエさまが都内にある保育園に遊びに来たということで、河西も調査してきました。

コロナウイルスってどんな病気?  

今回、お邪魔したのは墨田区にある「すみだ中和こころ保育園」の4・5歳児のクラスです。まずは、アマビエさまがペープサートで登場し、コロナウイルスとはどのような症状が出る病気かを子どもたちに質問形式で聞いていました。昨今見かけないことのない「コロナウイルス」。

子どもたちは、そんな影響を受けてかウイルスがどのような病気なのかを的確に答えていました。では、どうしたら予防ができるのか? に関しては、まだわからない子も多く、そこでを大きなポスターを使って「手洗い・うがい・早寝早起き」学ぶと、「てあらいとはやくねるのはがんばる!」とアマビエさまに約束をする子もいました。

会いたい人へ自分の思いを伝えるには

アマビエさまからコロナウイルスについて学んだ後は、このウイルスによって会えなくなってしまった人に「自分が元気で頑張っている! 」と伝えるにはどうしたら良いのかを先生に質問され、悩む子どもたち…。そこで、ぽすくまの登場です。

いまや自分の近況を伝えるためのツールは、インターネットやSNSなど様々な方法があります。しかし、基本の「き」で考えれば、やはり大切なのは「文字」や「手紙」ではないでしょうか? 

ぽすくまは、手紙を預かり差出人へ届ける大切な役目を担っていると子どもたちに話してくれました。また、手紙を出す際に必要なのは「封筒」と「切手」です。なぜ、この2つが必要なのかをぽすくまから教えてもらうと、「うんうん」と真剣な表情で頷く子どもたちが印象的でした。

自分の成長をダイレクトに伝えられる「手紙」

実際に紙とペンが配られ、ぽすくまが見守る中、手紙の制作が始まりました。すみだ中和こころ保育園では、事前に手紙の交流活動が行われていたそうで、書くことに迷いがない子も多かったです。しかし、いざ紙を目の前にすると悩んでしまう子もいました。補助についてくれた先生に、自分の書きたい文字を伝え、書き方を教えてもらったり、隣同士友達と話をしながら書く内容を決める子もいました。また、文字が書けずに悩み続ける子もいましたが、「字じゃなくて、絵でも良いんだよ」と声をかけてもらうと、そのプレッシャーから開放されたのか、好きな色のペンを選んで、自分の好きな絵をスラスラと描いていました。

文字を書けなくても、絵や自分の学んできたものを表現するだけで、受け取る相手にはしっかりと伝わりますよね。これは、写真だけでは伝わらないし、リアルに書かれた(描かれた)ものだからこそ、相手にしっかり伝わるんですよね。手紙の良さはここにあるのではないでしょうか? 

最後は、みんなの前で自分の書いた手紙の発表をしました。周りにいる人達から「すごいね!」「よく書けたね!」などの言葉をもらい、子ども自身も自己の肯定感が高まり、この経験により「手紙をまた書いてみよう!」という気持ちに繋がるのでは? と思いました。

手紙は、読む人に「パワー」を与える大切な文化

手紙をもらって嬉しくない人はいないのではないでしょうか? 私は教え子が20歳を過ぎた子もいるのですが、未だに手紙を交換している子もいます。その手紙を並べて感じるのは、絵だけで表現していた子が、字が書けるようになり、最後は文章として書けるようになる過程がダイレクトに感じ取れるということ。もちろん、写真やSNSにもそれなりの良さはありますが、「字は体なり」という言葉があるように、その人の心情やパワーは手紙だからこそ受け取ることができるのですよね。

幼児期から、手紙=受け取る側が元気をもらえるということを学んでいれば、書くという文化は生き続けると思います。「めんどうだからメールで!」を手書きにすることで、相手に伝わる気持ちが少し変化するかもしれません。

敬老の日が近づいてきました。今年は、コロナの影響で帰省ができなかったご家庭も多いのではないでしょうか? 是非、みなさんも親子で「#てがきじかん」を過ごし、おじいちゃん・おばあちゃんにお手紙をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?  

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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