休みの日の過ごし方 おうちでやりたい手先を使った遊び
今年はいつもよりお家でお子さんと過ごす時間が増えた、というご家庭は多いと思います。お子さんが飽きないようママはお家時間をいかに充実させるか試行錯誤ですよね。
とはいえ、新しいおもちゃを頻繁に買うわけにはいかないし、ずっとテレビ漬けというのも困るし…おうち遊びがマンネリ化しているママに、今回は手先を使った遊びを紹介したいと思います。
おうちでの遊び方はいろいろなものがあると思います。人形遊びやおままごと、プラレール、レゴ…など無限大ではありますが、「手先を使った遊び」は脳の発達にも良いですし、お子さんの集中力を高めてくれる効果もあります。実際に、1つのことになかなか集中していなかった娘も、2歳を過ぎて手先を使った遊びを積極的にやるようにしたら、前よりも格段に集中できる時間が増えたように感じます。
2歳~3歳くらいの頃は「自分でやりたい!」欲がとても高まる時期なので、ゴールが見える遊びがあることで最後までやり遂げる、ということができるようになり達成感をたくさん味わうことができます。少し難しい手先遊びでも大丈夫。最初はママが隣で一緒にやるようにし、少しできるようになってきたらお子さんのやりたい気持ちを優先し、見守る姿勢を持ちましょう。
1.折り紙を使った遊び
まずは王道ですが、折り紙を使った遊び。2~3歳くらいになると、折ること自体はできるようになってきます。線に沿ってずれないように折るのはまだ少し難しいかもしれないですが、最初はママが手を添えてやるようにしましょう。
また、折るだけではなくおすすめなのが折り紙を使ったぐちゃぐちゃ遊び。例えば何かの料理をイメージして、その色と形を合わせてお子さんに手で丸めて形を作るというアクティビティを一緒にやってみましょう。小さな子は握りつぶすのは簡単ですがそこからまた広げるというのは難しいもの。広げるまでトライして手を使わせてあげてください。「このお料理は何色かな?」「これはどんな形?」と話しかけながらやると知識が広がります。
2.シール遊び
シール遊びは王道ですが、シール台紙からシールを外して向きを合わせて貼るというのは手先を使った細かい作業です。ネットなどで写真のようなシール台紙も購入できるので、シールを決められた場所に貼るというトレーニングもおすすめ。細かな作業が好きなお子さんは、小さなシールを線に沿ってまっすぐに貼る、といったこともできます。
また、購入したシールをこのように細かく1つ1つに分けるとお子さんが好きに選べたり、はがす作業もより細かくなるのでおすすめです。
3.年齢に応じたトレーニング本を活用
最近は、2歳から手先を使った遊びの本がたくさん出ています。「切る」「貼る」「塗る」などの手先の遊びを楽しめるもの。こちらは2歳半の娘が作ったものですが、私が手伝いながら切り貼りを楽しみました。お子さん用のはさみも少しずつ、ママが注意してみてあげながら進めてくださいね。のりはこのようなチューブに入ったタイプにすると、お子さんの手先を使うトレーニングにもなります。
4.お魚釣りを手作り
お魚釣りはお子さんもワクワクするもの。簡単にできる手作りのお魚釣りセットでお家遊びはいかがでしょうか。用意するものは100円ショップで揃うものばかり。
割りばし、ひも、クリップ、マグネット、台紙があればOK。
まず台紙に好きな魚の絵を書いてもらって、お子さんに好きな形に切ってもらいます。その絵1つ1つにクリップをつけてください。釣り竿は、割りばしにひもをくくりつけ、ひもの先にセロハンテープなどでマグネットをつければ完成。
マグネットとクリップが磁石の力で引き寄せられるので、クリップを魚の絵につけておけば釣り竿にパチッとくっつくようになります。自分で描いて、切って、釣りをするというアクティビティが楽しめる内容です。
5.おはじき遊び
2~3歳になってくると少しずつ「数」の認識も出てきます。数の意識を持たせるのに役に立つのがおはじき。我が家では小さな袋を100円ショップで購入し、「黄色のおはじきを〇〇個入れてね」「赤色のおはじきを〇〇個入れてね」というような遊びをしています。色や数の意識を持つとともに、小さいので手先を使った動きもできます。小さな袋に入れて「プレゼントね」と言いながら作るとお子さんの気分も上がりますね。
ちょっとしたもので、子どもは楽しさを見つけるのが得意。家にあるもので十分なので、いつもと違う使い方をしてみたり、何かに見立てたりして遊び心を掻き立ててあげてくださいね。
家で遊ぶ時には、おもちゃや体を動かすことなどはもちろん、たまに手先を使った遊びも取り入れてみると、集中力も高まり新しい発見があると思います。ぜひ試してみて下さい。