子育てで何もしない夫にイライラしたら?男性脳と心理を意識して対処
子育てに協力せず、スマホや趣味を優先させる夫。そんな姿を目にしながらイライラしてしまうことがあると思います。しかし、もともと男性の脳は周囲の変化に鈍感にできていて「察する」ことが得意ではありません。
ただ逆に考えると、はっきりと明確に伝えれば、察することが苦手な男性の脳にもこちらの想いは届くということです。そこでこの記事では、実際にはどう伝えるのがよいのかを紹介していきます。
子育てで何もしない夫には明確に伝えよう
やって欲しいことは具体的に伝える
子育てでやって欲しいことを指示する時に、お願いは具体的に伝えることが大切です。 例えば、授乳中に雨が降ってきて洗濯物を中に入れてほしい時「洗濯物を取り込んで!」と言うだけでは男性の脳は「外から中に入れればよい」と理解します。取り込んだあと畳んでおいてほしいのであれば「中に入れて畳んでおいて」と具体的に伝える必要があるのです。
夫婦の子育て役割分担を図にして見せる
次に、夫婦それぞれが担当している子育ての役割を見える化しましょう。男性の脳は、単刀直入でわかりやすいことを重視するので、簡単な図にするとより理解が深まります。真ん中に縦線を引いて左を夫、右を妻とし、箇条書きしていくだけで大丈夫。妻の側に圧倒的に多く書きこまれた図を見れば、自分があまり協力的していないことを、夫もひと目で理解してくれるはずです。
子育てには夫の役割も重要と理解してもらう
ひとつひとつの事柄は具体的に指示するとしても、子育てに夫の役割がどれほど重要なのかという、もっと大きなことを理解してほしいと思う方もいるでしょう。そういった場合は、ぜひこのような方法も試してみてください。
子育ての大変さを本や漫画で伝える
人間には、口コミやレビューのような第三者からの情報をより信用したくなる「ウィンザー効果」という心理的傾向があります。 その心理を利用して本や漫画に妻の気持ちを代弁してもらう方法です。おすすめは下記の2冊です。
■『王子と赤ちゃん』講談社コミックプラス 著:カワハラ ユキコ
出産をきっかけに夫婦の生活が激変!著者が実際に経験した産後クライシスを描いたコミックエッセイ。
■『産後クライシス』ポプラ新書 著:内田 明香 著:坪井 健人
子育てに対する夫婦間の意識のずれや、クライシス発生の原因、乗り切る方法など盛りだくさんの内容。
感謝の言葉と合わせて期待を見せる
最後は、夫が少しでも子育てに協力してくれたときは「ありがとう!」「助かったよ!」と少し大げさに感謝の言葉を伝える方法。褒めながらポジティブな気持ちを見せることで夫も同様の気持ちを返してくれる可能性が高まり、夫婦関係の向上につながります。
また、人は期待されるとそれに応える結果を出したいと思う傾向があるので、「またお願いね!」と期待を寄せることで、夫は協力したいと思う気持ちを強めてくれるはずです。
子育ても家事も夫婦で協力しながら楽しもう
男女の考え方には違いがあり、妻が感じることをそのままぶつけるだけでは夫にきちんと伝わりません。子育ても家事も協力しながら楽しく続けられるように、夫の特徴や心理的傾向などを意識しながら上手にコミュニケーションをはかっていきましょう。