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初めての離乳食 これだけは気をつけたいポイント
2020.09.12 by やない あつこ やない あつこ

初めての離乳食 これだけは気をつけたいポイント

母乳やミルクだけで生活していた赤ちゃんがいよいよ食事を口にするようになる「離乳食」。初めて離乳食を取り入れるママは、最初は分からないことが多いですよね。初めての離乳食、これだけはおさえておきたい! というポイントをご紹介します。


いつから始めればいいの?

離乳食は具体的にいつから始めればいいのか、初めてのママは迷うと思います。だいたい始める頃は生後5~6ヶ月ですが、正確にこの日から!  と神経質になる必要はありません。5~6ヶ月の約60日間の中で、ママも赤ちゃんも体調の良い日に始めればOKです。もう始めて大丈夫かな?  と判断する赤ちゃんの基準としては、

・首や腰が座り、支えると座ることができる

・大人が食べているのを見ると、食べたそうな姿をしたりじっと見つめる

・よだれが増えてきた

・体調や機嫌が良い(予防接種前後、旅行中、体調不良の時は避けて)

などがあげられます。

これだけは気をつけよう!  6つのポイン

1.衛生面に気をつける

赤ちゃんの内蔵はまだまだ未熟なため、衛生面には気をつける必要があります。基本的に1歳までは食材を必ず加熱するようにしましょう。十分に加熱するものもあれば、熱湯をくぐらせて調理する場合もあります。食材も新鮮なものを使い、調理器具はできるだけ清潔に。

2.アレルギー反応を見る

初めて食べさせる食べ物は、アレルギー反応が出るかどうか確認します。特定アレルギーとしては、卵、小麦、えび、かに、そば、落花生、乳、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、松茸、桃、山芋、りんご、ゼラチンの27品目となります。原因になりやすい三大アレルギーは鶏卵、牛乳、小麦です。

とはいえ、アレルギー食材を食べさせるのを無理に遅らせる必要はありません。月齢に応じてアレルギー食材も少しずつトライしていくようにします。(アレルギーに関しては個人差があるので、何かある場合は医療専門家に相談するようにしてください)

新しい食材、特にアレルギーの可能性がある食材を初めて食べさせる時には、何かあった場合にすぐ医療機関に行くことができるよう、平日の午前中に、量は小さじ1くらいからの少量から始め、品目は1日1つにするようにしましょう。

アレルギーの症状としてはお子さんによってさまざまなのですが、発疹、かゆみ、目のまわりが赤くなる、唇の腫れ、腹痛、下痢や嘔吐、くしゃみやせき、動機が激しくなる、血圧低下など。食べてすぐ症状が出ることもあれば、何時間もしてから出てくることもあるので気をつけてくださいね。

急速に全身にアレルギー症状が出てショック状態になってしまうアナフィラキシーショックの場合はすぐに対応が必要。「呼吸困難」「血圧低下」「意識障害」などが出てぐったりしているようであれば、救急車を呼びましょう。

3.お粥から徐々にステップアップ

離乳食初期のころは、あくまでも「食事」に慣れるための移行期間であり、基本的な栄養は母乳やミルクから摂取しているので、食材をあまり気にしすぎる必要はありません。食べること自体に慣れてきたら、いろんな食材にトライしていきます。長い目で見ると、エネルギーとなる炭水化物、体を作るもとになるたんぱく質、体の調子を整えるビタミンミネラル、この3つがうまく入った食事を心がけます。基本的に消化吸収の良いお粥からスタートし、野菜や果物のすりつぶし→たんぱく質とステップアップしていきましょう。なぜお粥が良いかと言うと、消化に良いということもありますが、ご飯ならどの家庭にもあり、またお母さんも必ず食べるものであろうから親子で一緒に食べることができるという利点があります。

4.食べさせ方は大切!

離乳食初期の頃にどのように食べさせるか、というのは離乳食においてとても大事なポイント。ママが無理やり口の中にスプーンを入れるのは禁物で、赤ちゃん自身が自分の唇で取りこめるまで待つことが大事です。スプーンはまっすぐにして、赤ちゃんの下唇をやさしくつつきながらのせます。唇ではさむまで待ち、スプーンからごくんと飲み込むのを確認してから引き抜きます。口を閉じながら食べるということを覚えさせることで、唇の筋肉を使うことができるようになっていきます。

5.味付けは特別に必要ない

離乳食期には特別に味付けは必要がなく、まずはだしの味などで旨みを感じる程度にしましょう。基本的には「昆布だし」や「野菜だし」でOK。魚に慣れてきた中~後期頃から、かつおだしも使えるようになります。

中期(7~8ヶ月)からかつお節、青のり、きなこなどをアクセントにし、塩やしょうゆ、砂糖といった調味料は風味づけ程度に後期(9~11ヶ月)から使うことが推奨されています。特別に調味料を使う必要はないので、素材の味を楽しめるようにしましょう。

6.ママも一緒に楽しむこと

何より大切なのは、ママも離乳食期を楽しむこと。ついつい早く食べさせようと、その行為自体をクリアすることを最優先にしてしまいがちなのですが、ぜひ赤ちゃんに「おいしいね」「これは〇〇っていうんだよ」といった言葉がけをしながら、ゆったりとした気持ちで接してください。

この時期に大切なのは、栄養を摂るということよりも「赤ちゃんが食べることって楽しい」という思いをしてもらい、経験を積んでいくということです。

初めての離乳食、これで良いのかな? と戸惑うこともあるかもしれませんが、まずはお子さんとの食事の時間を楽しむ気持ちで取り組んでみてくださいね。

やない あつこ

やない あつこ食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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