風邪や病気になりにくい子供を育てるためには?
子供は、大人に比べて免疫力が低いと言われています。自分の子供にはどうか病気にかからず、元気に育って欲しいと思うもの。では、病気になりにくくするには、一体どうしたらいいのでしょうか? ママやパパが子供にしてあげられる4つのことをご紹介します。
子供は病気にかかりやすい! その理由は?
胎児や赤ちゃんの頃は、お母さんのおへそや母乳を通して免疫(抗体)をもらうため病気になりにくいのですが、生後6ヶ月から10ヶ月頃を過ぎたあたりからその免疫力が薄れ、病気にかかりやすくなります。
大人がかかる風邪は年に1〜2回程度ですが、子供たちの場合は5〜10回ほど、乳幼児なら10回以上とも言われています。
もちろん、病気というのは風邪だけではありませんが、ウイルス性の感染症などを防ぐのには、共通して免疫力を高めることが大切です。
子供が病気にならないためにできる4つのこと
1. うがいと手洗い
年齢や季節に関係なく、欠かさずしたいのがうがいと手洗い。外から持ち込んだ菌を、おうちに持ち込む前に洗面所でリセット! 体内に入りそうになっているウイルスも取り除くことができますよ。うがい薬はなくてもOK。うがい薬は殺菌力が強いので、必要な菌まで殺してしまう可能性があります。
2. 食事
病気になりにくい体は、食生活で作ることも可能です。ウイルスに対する免疫力を高めるには、まずは腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるのにいいと言われている食品は、味噌や納豆などの発酵食品、野菜やきのこなど食物繊維を多く含む食材、バナナや大豆から摂れるオリゴ糖などがあります。
これらの食材は、朝ごはんにぴったりなものばかり。お味噌汁や納豆、卵焼き、オリゴ糖シロップをかけたヨーグルト、サラダなどにして食べると簡単にバランスいい食事になりますよ。
3. 規則正しい生活
規則正しい生活は、人間の健康にとって最も欠かせない行いのひとつ。子供も大人も関係なく、早寝早起きすることで免疫力が高まると言われています。長期休みなどで生活リズムが狂っているなと思う場合は、しっかりと整えるようにしましょう。
4. 室内環境
空調は、季節に応じて上手に使うようにしましょう。暑いからといってお部屋を冷やしすぎるのも、寒いからといって暖房をガンガンかけるのも体に毒です。室内温度は、夏なら25〜28℃、冬なら18〜22℃。湿度は夏なら55〜65%、冬なら45〜60℃が快適で、体のパフォーマンスもよくなるそう。
適度に菌に触れるのも大切
病気にかからないために住環境から菌を排除しようと考えるのは普通のことですが、菌がすべて悪いというわけではありません。体に入ってきた菌をやっつけるのもまた菌だからです。除菌や抗菌も大事ですが、時には盛大に外遊びをして適度にいろいろな菌に触れ、慣れておくようにしましょう。悪い菌が体に入ってきたときに負けないような、元気で強い体を育てることが重要です。