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親の熟年離婚は止めさせられる? 子供としてできることは

親の熟年離婚は止めさせられる? 子供としてできることは

自分が結婚し、子供ができて…そんな時に、突然両親から熟年離婚の相談が……。

自分が家庭を持ち、親になったからこそ、親は決心したのかもしれない熟年離婚。でも、できることなら両親に離婚はしないでほしい。そんな時にできることを考えていきましょう。

どうして今更? 熟年離婚したいワケを聞いてあげる

本当はずっと嫌だったけれど、子供のために我慢して生活していた。子供が独り立ちして自由になりたくなった。どうしても、相手親族と折りが合わない。離婚したい理由はそれぞれですが、まずは長年付き添った結果として熟年離婚したい、という親の意思を受け止めてあげましょう。

親の思いを受け止めてから、子供としての思いを伝える

親の熟年離婚への思いを聞いたら、今度はあなたの思いを伝える番です。あなたは、両親にとってはいくつになっても大切な子供です。熟年離婚してほしくないという子供としての正直な思いを、ストレートに伝えてみましょう。

それでも熟年離婚への意志が固いなら

親自身が熟年離婚によるデメリットを理解できているか、確認しましょう。離婚したい気持ちが先立ち、熟年離婚によるデメリットまで考えていない可能性もあります。

<熟年離婚によるデメリットの例>

◯突然一人になる

◯風邪や病気の時、頼れる人がいなくなる

◯経済的に不安定になる

◯離婚手続きが煩雑である

熟年離婚のデメリットへのフォローはできないと断言する

熟年離婚のデメリットを挙げ、もし突然一人になって寂しい状況になったとしても、自分には家庭があり、子育て、仕事があるため相手はできない、と伝えましょう。もし、親の近くで熟年離婚をして寂しい暮らしをしている方がいれば、例に挙げ、イメージをするよう促します。パートナーに先立たれた方が寂しい独り生活を送っているなど、歳をとって一人になることは思っているよりも辛いことだと意識づけするのもいいかもしれません。

風邪や病気でも同様です。仮に、助けたいという気持ちがあっても、熟年離婚を止めさせたい場合は、「助けられない」と伝えましょう。経済面でも同様です。離婚手続きなど、面倒なことも一切引き受けられないと断言しましょう。

熟年離婚の話から、愚痴を聞く精神的負担が増えたら

親から両親の愚痴を聞かされるのは辛いものです。しかし、愚痴は話している方はすっきりするため、相手の精神的負担に気付きづらく、話し始めるとなかなか終わりません。だから、自分が大好きな父母の愚痴を聞かされるのはとても辛い、と正直に伝え、子供である自分が聞いてあげなければ、という気持ちは堪え、一旦距離を取りましょう。自分の行動が変わると、相手の行動も変わる場合があります。

子供の説得だけで熟年離婚を止めさせられないなら

どんなに説得しても、熟年離婚の意志が変わりそうもない。そんな場合は、周囲の協力を仰ぎましょう。

叔父や叔母、親族に説得してもらう

兄弟や両親の兄弟である叔父や叔母、ご存命であれば祖父母からも説得してもらうのもひとつの手段です。

他人に説得してもらう

仲のいい友人やご近所さんなど、親族より他人の方が意固地にならず意見に耳を傾けられる場合もあります。

本やウェブサイトで説得する

直接説得すればするほど、離婚すると頑なになってしまう場合は、本などをそっと渡し、間接的な説得を試してみましょう。

熟年離婚への受け止め方を考えてみる

離婚、というとあまりプラスのイメージがないかもしれませんが、自分より長く生きた人生の先輩が選んだ選択です。子供である自分が自立できているのなら、尚更。熟年離婚によって両親が残りの人生を満喫できること、に着目してみてはいかがでしょうか。

離婚をするのは、自分ではない

離婚をするのは親であり、自分ではない。そこを切り離すだけでも、心の整理は付けやすくなります。

離婚をして、明るくなった親をイメージする

今までがんばって自分を育ててくれた両親の、自由な姿を想像してみましょう。良い未来を想像できれば、熟年離婚への受け止め方も変わってくるでしょう。

熟年離婚を卒業と捉える

結婚は多くの学びがある場。そして、離婚は卒業。そう考えられると、熟年離婚を肯定的に捉えられます。

籍は入れたまま熟年離婚したら?と提案する

それでも、やはり子供としては両親に熟年離婚はしてほしくないものですよね。自分の子供がいれば、孫には離婚した祖父母より一緒にいてもらいたいと思うでしょう。そこで、最後に子供としての提案です。

「熟年離婚したい気持ちはよく分かったし、色々聞いてこれまで大変だったってこともよく分かった。だから、熟年離婚してもいいと思うよ。でも、離婚するってすごくエネルギーを使うし、手続きだってすごく大変だから、籍はそのままにしてまずは別々に暮らしてみたら?」

実際に仮の離婚状態を試してみて、それでも籍を抜きたい場合は親の意思を尊重してあげましょう。こうすることで、あなた自身にも、考える時間と親の熟年離婚に対し納得できる過程を作れるはずです。

でも、やっぱり同じ墓に入りたくないと言うのなら

別居をしてみても、やっぱり最終的に同じ墓に入るのは嫌だ、というご夫婦もいらっしゃることでしょう。それで熟年離婚したいのであれば、別々の墓に入ることを提案してみましょう。今は、墓のスタイルもさまざまです。チラシを見せて、新しい選択肢を提案してみてあげてくださいね。

どうか、熟年離婚をしてほしくないという子供の気持ちが届きますように。

いろは

いろはライター・エディター

ASD、ADHD、LDの9歳男児、ASD、ADHD6歳女児と3人で暮らす。早稲田大学在学中に週刊誌の編集アシスタントを経験したことをきっかけに、今に至る。

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