円満離婚を成功させるには?良い関係でいるためにできること
一生を添い遂げるつもりで結婚した2人ですが、ともに生活していくうちに気持ちが離れてしまい、離婚という結果になってしまうこともあります。離婚することになっても、一度は夫婦になったのですから、憎しみ合うことなく円満に離婚したいものです。
この記事では、円満に離婚するための方法を紹介します。離婚を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
円満離婚とはどんな離婚?
円満離婚とは、揉めて言い合いになることなく、お互いが離婚に同意し円満に別れることができた離婚のことです。離婚には、協議離婚、調停離婚、裁判離婚の3種類ありますが、円満離婚は協議離婚にあたります。
夫婦の話し合いだけで、裁判所が介入することなく離婚が成立することを協議離婚といい、離婚届を市町村に提出すれば離婚が成立します。
円満離婚するためには?
円満離婚を成功させるにはどうしたらよいのでしょうか。円満離婚に必要なポイントを紹介します。
時間をかけてじっくり話し合う
円満離婚を成功させるためには、お互いが納得できるまでじっくり話し合うことが大切です。金銭面や子どものこと、離婚後の生活のことまでしっかり話し合いましょう。
半年から1年かけた話し合いが、円満離婚には必要だと言われています。早く別れたくて焦って離婚を進めてしまうと、相手の納得が得られず離婚協議が難航することも。時間がかかっても、相手に誠意をみせるためにはそれなりの時間が必要だということでしょう。
決めた事は公正証書にしておく
2人でじっくり話し合って決めた内容は、離婚協議書にまとめて公正証書にすると良いでしょう。公正証書とは、公証役場の公証人が法に基づき作成する文書で、話し合った内容を証明する力があります。
公正証書の作成には公証人手数料が必要となりますが、離婚後にもめて嫌な思いをしないためには必要な費用と割り切りましょう。手間も時間もかかりますが、再出発後の生活ためにも公正証書の作成をおすすめします。
円満離婚したい人に気を付けてほしいこと
円満離婚をするために気を付けた方がいいことがいくつかあります。特に気を付けてほしいポイントを紹介するので、参考にしてください。
周囲の人に離婚することを言わない
離婚は夫婦だけの問題ではありません。家族や親族にとっても大きな問題なので、夫婦でじっくり話し合いをしている間は周りに離婚のことを話すのはやめましょう。
人に話すことで、自分の意と反することが相手に伝わってしまう可能性があります。誰かに相談するのであれば、信頼のおける人だけにしましょう。
相手の意見に耳を傾け気持ちを考える
自分の中で離婚の意思が固まっていても、相手はまだ納得していないかもしれません。相手が発する言葉にしっかり耳を傾け話し合いをしましょう。
円満離婚をするためにはお互いの合意が必要です。相手の気持ちに配慮し受け入れることが、何よりも大切になります。
円満離婚をして再出発しよう
円満離婚ができれば、新たな再出発も気持ちよく始められます。別れることになったとはいえ、縁あって結婚をした2人です。最後まで相手を思いやる気持ちを忘れずに接するように心がけましょう。離婚後はお互いを理解し合える存在になれるといいですね。