電車見放題!極上のトレインビューホテル【後編】
この連載は……
元祖鉄道アイドル、いまはママ鉄として活躍している豊岡真澄さんが、お子さんと一緒に「でんしゃ」にまつわるおでかけ情報をご紹介します!
皆さんこんにちは! ママ鉄の豊岡真澄です。
極上のトレインビューである、小田急ホテルセンチュリーサザンタワーのコラム後編をお届けします。
昼間の景色と美味しい食事を堪能したあとは、お部屋に戻り、ゆったりとした時間を過ごします。
さっき見ていた夕方の景色から、いつの間にか光り輝く夜景に変わっていました。
そして、お気づきでしょうか?
お部屋の隅にベッドがひとつ。終夜電車を見ていたい息子のために、簡易ベッドを設置してくれたのです。(3名以上の利用であればリクエストに応じて設置してくれるそうです)
かつてないサービスに感動した息子は、「僕このベッドで寝ていいんだよね!」と絶対にノーとは言えない眼差しで懇願されました。
小田急線の時刻表を見ながら、次来るロマンスカーを待ちます。
「もうすぐくるよ!」「ママ、これ眠れないね! サンライズに乗った時みたい」と息子はいいます。
以前、憧れだった寝台特急サンライズ瀬戸に乗った際、嬉しすぎて寝るのがもったいない! でもせっかくの寝台だから寝ないことももったいない! と言っていたのです。
鉄道好き特有の悩みであり、贅沢ですよね。その現象が、このホテルでも起きてしまったのです。
娘はというと、相棒を見つけたようです。このホテルには、全客室にAI(人工知能)スピーカーであるアレクサが導入されています。
初めて見るアレクサに、「アレクサうたって」「アレクサなぞなぞ出して」とずっと話しかけています。「アレクサご飯食べてくるね」というと「いってらっしゃい♪」と返事が来て、食後に「アレクサただいま」というと、まさかのおかえりソングを歌って歓迎してくれました。ちなみに「好きな電車はなに?」と聞くと「パンダくろしおです」と返ってきた時はさすがに驚きました。息子はというと、ブレずにこの様子。
ロマンチックに夜景を見つめている…のではなく、彼の視線の先は電車のみ。
千駄ヶ谷方面からカーブしてくる電車がきれいで、感動しています。
しばらくこの体勢で見つめていたのですが、はしゃぎすぎて疲れたのか、いつのまにか夢の世界へ。
息子が眠った直後に小田急ロマンスカーGSEが通り、母ひとりで楽しみました。
こんなふうにゆっくりと夜景を見ながら過ごすなんていつぶりだろう。宝石のようにキラキラと光る新宿からの夜景に、眠るのがもったいないほど感動していた私です。ぐっすりと眠り、朝日で目が覚めるのだろうという予想は見事にはずれ、日の出時刻よりも前に息子は起床。
カメラのシャッター音に私も気付き目を覚ますと、また夜景とは違う絶景が目の前に広がっていました。
NTTドコモ代々木ビルの周りにピーターパンたちが飛んでいそうな美しい景色にうっとり。まるで海外にいるような気分になれるひとときです。電車も少しずつ動き始め、また新しい一日が始まります。私たちは支度をして、朝食タイムです。現在は、感染拡大防止に伴い、テイクアウト方式の朝食。
朝食券を持って、昨夜食事をしたレストランに取りに行きます。
ボリューム満点の朝食セットをいただきながら、時間が許すまでトレインビューを楽しみます。
終わりの時間が近づくと、「楽しかったなぁ。また来たいなぁ。次いつ来る?」と子どもならではの次いつ来る? というセリフが来ました!
四季折々変わっていく景色を楽しむため? いえ、新車が出るたび? また家族みんなで泊まりに行きたいですね。
そしてここでビッグニュースです。ホテルをご予約の際、「Hanakoママコラムを見た」と伝えると先着50名様 「小田急グッズショップ TRAINS(トレインズ)でも人気のロマンスカーデザインのノート」がもらえるそうです!
鉄分たっぷりの小田急ホテルセンチュリーサザンタワーで、極上のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。