ケイトが解説! 子どもの能力を遊びながら伸ばせる「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス」とは?
こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。今回は2021年7月15日にリニューアルされた「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」に出かけてきました。
「運動の森」エリアが大規模リニューアル!
今回、新たに増えたのは3つの広場です。実際に体験して、オススメポイントを3つにまとめてみました。
1つ目は「インビジブルな世界のバランス飛石 」というもので、あちこちに設置された形の異なる飛び石をバランスを保ちながら、飛び移って渡るのですが、形だけが異なると思ったら大間違い! なんと、石によって足元がグラグラするものがあり、ヒヤヒヤドキドキしながら慎重に進まないといけない。まさに、バランスを重視する遊びです。
飛び石を踏むと、子どもたちが大好きな音色が響き、石の色や周りの景色が変わり、微生物を通して空間が変化していくことを学ぶことができます。落ちないようにと、石の上に立ち止まっていたいのですが、複雑な揺れがあるので次から次へと落ちないように進まなければなりません。
幼い頃、川を渡る際に飛び石で渡った記憶があるのですが、その感覚を思い出した。もちろん落ちても安全なので、親子でも子ども同士でも楽しむことができます。
2つ目は「弾む水の天才ケンケンパ 」でこれは言わずとしれたケンケンパです。柔らかい素材の床に映し出される○△□の形を片足跳びと着地を繰り返し行うのですが、ただ楽しむだけではないのがチームラボです
形の枠をしっかり捉えて踏んでいくと、音がなり、魚・蝶々・鳥などが周辺には生まれ、それだけでなく、関連性のある形に連続して飛び乗ると空間は鮮やかに色づきます。子どもは足元を見ながら跳ぶので気が付かないかもしれませんが、周りで見ている大人が写真に収めて、子どもと一緒に「上手に跳んだからきれいな空間が生まれたね」などの声掛けをしていくと、お子さんの自己肯定感が高まること間違いなし! です。
壁に映し出された映像に触れると変化が見られるのも楽しさの一つです。最後のゴールが★の形なのですが、両足でその上をジャンプしてゴールした際に、きれいな音色が響いて周りがキラキラするのが印象的でした。
3つ目は「タイフーンの上のエアリアルクライミング 」です。天井から吊るされた、暗闇に美しく輝く蛍光色の台を渡ります。1人だと揺れをそこまで感じませんが、大人数で一斉に渡ると、とたんに共鳴するかのように揺れ始めます。
ここの面白さは、台に乗るとその下に「渦」ができること。渦は乗っている台の色に影響を受けるようで、近くにいる人と互いに影響を受けて、渦が崩れたり、時には合わさったりして巨大な渦を造り上げます。そのような変化を渡りながら楽しめるといいですね。
自分が描いた絵がグッズに変身!「お絵かきファクトリー」も登場!
チームラボで遊んでもお土産がない! という要望に答えて登場したのは、自分の描いた作品がグッズになるお絵かきファクトリーです。グッズは有料ですが、缶バッチは500円~とお求めやすくなっています。
作品単体だけがグッズになるのではなく、いくつかの作品をまとめたものがグッズになるのも魅力の一つ。例えば、「親☓子」「子☓祖父母」「カップル」などなど組み合わせ方は自由な部分もボーダレスですね。デザインも1つだけではなく何種類もでてくるので、そのデザインを選ぶのも楽しいひとときとなるかもしれません。
他にも魅力が詰まった内容盛りだくさん!
大人気の「鼓動する大地」も以前よりもバージョンアップして登場です。お絵かきコーナーで色を塗り、スキャンするとすぐに地面に表れる自分が描いた作品。体験を通して、命の循環を学ぶことができるので、非常に良い場所だなと感じました。ここは高低差のある立体的な地形なので、視覚による認識と身体による認識 が分離され、身体的能力を養うことができます。
私が一番感動したのは、反転無分別、境界を越えて描かれる作品で、額の中に書かれた書体が額を飛び出し更に自由に館内を動き回る作品です。最後は、壁一面に書体から竹へと変化し和の雰囲気の余韻を残してくれます。同じ空間は、二度と訪れない。だからこそこの時間や空間を大切にしなくてはならないと、大人も学ぶことができる空間となっています。
今回は、リニューアルされた「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を体験しました。とにかく前回よりも、より楽しめる空間になっていたことが印象に残りました。ただ遊ぶだけでなく、「なぜ遊びが子どもに必要なのか?」を改めて学ぶこともできました。緊急事態宣言下も通常営業を行うそうですので、ぜひお子様と一緒に夏休みの思い出を作ってくださいね。