
憧れの北斗星の食堂車レストランにいってみました!
この連載は……
元祖鉄道アイドル、いまはママ鉄として活躍している豊岡真澄さんが、お子さんと一緒に「でんしゃ」にまつわるおでかけ情報をご紹介します!
「ブルートレイン乗ってみたかったなぁ。」
息子がそう呟いたのは一度や二度ではありません。気づいた時にはすべて廃止となってしまっていたブルートレイン。
でも、まだ今もブルートレインに出会える場所があるのです! それは、埼玉県川口市にあるレストラン《グランシャリオ》。場所はJR武蔵野線・埼玉高速鉄道の東川口駅から徒歩約7分のところにあります。
地図を見ながら駅から歩いていくと、息子が看板を発見しました。

ありました! グランシャリオの文字が。
グランシャリオは、かつて上野〜札幌間を16時間かけて結んでいたブルートレイン北斗星の食堂車です。ドーン! と出迎えてくれた北斗星の車両。

こうしてみると迫力がありますよね。入口の方へ向かうと、まるまる1両が敷地内にいました。

そうそう、これ。この金帯こそが北斗星ですよね! そしてスシ24の文字。

スシってなぁに? お寿司…ではないんです。車両記号のスは重量表示のひとつ、シは食堂車のシなんです。
ちなみに北斗星や寝台列車のベッドがある車両には「寝る」のネが書かれています。記号のお話を息子としていたら、「ママ、かわいいのがある! きて!」と娘から呼ばれました。行ってみると…。


わぁ! ミニシャリオです。
配達の際にでも使用されるのでしょうか。こんなかわいい車が街を走っていたら、大注目ですね。そして、いよいよレストランに入ります。

足元を見て感動!

北斗星の渡り板です。連結した車両の間を行き来するための渡り板までそのまま使われていることに感激するわたし。入口から食堂車へとつながる通路で記念撮影。

これです、これです。懐かしい〜。わたしは何度も北斗星に乗車したことがあったので、この通路ひとつでも懐かしく感じます。
息子は念願のブルートレインの車両にご満悦の様子。入口からすぐ食堂車ではなく、通路を通っていくこのちょっとした時間が気分を上げてくれます。厨房の横を通って奥に進むと、食堂車に到着です。
「すごーい!! ママすごいね! 高級感ある〜。」と興奮気味の息子。

内装などほとんど現役のまま。一気に北斗星の食堂車へタイムスリップした気分です。奥のテーブルには、北斗星の模型や本がずらりと並べられていました。

食事を注文し、待っている間、本を読んだり車内を楽しみます。

この日は、おすすめの松花堂イタリアンランチをいただくことに。

品数豊富で満足度が高く、車内の雰囲気も楽しみながらお腹いっぱいいただきました。皆さんもぜひ、ブルートレイン気分を満喫しに訪れてみてくださいね。
ご利用の際は、ご予約をおすすめします。ベーカリーレストラン《グランシャリオ》
公式Facebook
https://m.facebook.com/GRANDCHARIOT504