【入学準備特集】小1親子が直面するプリント地獄! すっきり整理術
幼稚園・保育園とは比較にならないほどプリントの多い小学校生活。冷蔵庫にも、コルクボードにも、貼りきれないほど次々と配られるんです。入学直後はとくにプリントの嵐! 新しく始まる小学校生活を少しでもストレスフリーに過ごすため、春休み中に準備しておきませんか?
まずは「帰宅したらプリントを全部出す」習慣を
小学校に上がると、子どもにとっては何もかもが初めてのことだらけ。慣れるまでは、行って帰って来るだけでも良しとすればいいでしょう。しかし、環境の大きな変化はチャンスでもあります。何事も最初が肝心。「学校で配られたプリントは大事なお知らせだから、必ず親に渡すもの」という習慣づけは、早いうちにしておくと、のちのち楽になりますよ。
「ほら〜、プリント出して!」とガミガミ言うパターンに陥らないためには、帰宅したあとランドセルを下ろす場所のすぐ近くに、その日もらったプリントを出す定位置を設けておくのがベスト。わが家は、おやつが入っている戸棚のすぐ下に設けて、「プリント出したら、おやつ」という流れにしています(笑)。
なお、このタイミングでは、ごちゃまぜで良いので、とにかくいったん全部出させるのがコツです。なぜなら、親に渡すお知らせ系プリントと、自分が使う学習系プリントの仕分けをするだけでも、最初のうちは意外と手間取るからです。(わが家だけでしょうか…?)ひとまず「プリントは帰宅したらすぐに出す」という流れを作ってしまいましょう。
プリント整理の必須アイテムはこの5つ
さて、帰宅して一服したらプリントの仕分けです。仕分けの習慣は学習面でも大いに役立ちますから、早いうちから「自分でやるのが当たり前」という雰囲気を作りたいところです(実際にできるまでには時間がかかるので、雰囲気だけで十分です)。
プリントは大きく分けると、A.親に渡すお知らせ系と、B.学習系に分類できます。さらに、Aは①申し込みや返信が必要なものと、②学校の様子を知らせる報告もの(読めばOK)に、Bは①宿題と、②返却プリント(もう使わない)に分けられます。後述しますが、Bは科目別にも分けておくと便利です。
ちなみに、わが家で重宝している仕分けアイテムはこちらです。
左上:断捨離ボックス(月末、学期末、年度末にまとめて捨てる)
右上:ソフトケース(一定期間使うプリントを入れる。夏休みの宿題一覧とか九九の一覧とか。いくつかサイズがあると便利)
右上:赤のサインペン(忘れないように日付や持ち物の部分だけマーキング)
右下:クリアケース(学習系の返却プリントを科目別に整理。学期末か年度末に捨てる)
左下:クリアファイル(科目・種類ごとに分けておく)
習い事のプリントや兄弟姉妹の分も合わせると、かなりの量になりますので、保管スペースは余裕をもって設けておくとベストでしょう。
受け取った当日に、カレンダーor手帳に書き込みを!
もう一つおすすめしたいのは、断捨離のタイミングを決めておくということです。
すぐ捨てる派、しばらくとっておく派など、スタイルは様々かと思いますが、いずれにしてもどんどん溜まることは間違いないので、月末・学期末・年度末に、要らないプリントを断捨離するとスッキリします。
スムーズに断捨離するには、もらったその日に仕分けるのが一番! 私は、申し込みや返信が必要な事項は、日付と要件を手帳に転記し、すぐ断捨離ボックスへ。報告ものについては、子どもの写真が写っているなど、どうしてもとっておきたい物だけを別にして、読んだらすぐに断捨離ボックスに入れるようにしています。
この作業をこまめにやらないと、1週間くらいで冷蔵庫やコルクボードがプリントだらけになり、大事な情報を見逃してしまうこともしばしば(つい先日も午前授業である日を見過ごしてお弁当を持たせてしまいました…)。地味に大変なプリント整理ですが、仕分けと整理のルールを決めておくだけでも、ぐっと楽になるはず。何らかのご参考になれば嬉しいです。
(ライター・安藤陽子)