子育てママのお悩み解決メディア
もうすぐクリスマス。アドベントの過ごし方【親子ではじめるエシカル暮らし・21】

もうすぐクリスマス。アドベントの過ごし方【親子ではじめるエシカル暮らし・21】

クリスマスが近づいてきました。子どもの頃のキラキラした記憶を思い出しながら、今、こうして親となり迎えるクリスマスも、特別な時間だなと感じます。

朝はアドベントカレンダーを子どもたちが開け、夜はアドベントクランツに火を灯しながらアドベントティーを飲み…と家族みんなで楽しんでいる我が家。

数年前から作るようになったアドベントクランツは、置き型のリースに4本蝋燭を立てたもの。今年は近所の大きなモミの木の枝を切らせてもらってリースを作り、子どもたちが焼いたクッキーや松ぼっくりなどで飾り付け。そこに前回の記事でも紹介した手作りのミツロウ蝋燭を立てました。

火を灯して、クリスマスのお茶を

11月30日に一番近い日曜日からクリスマスまで、日曜日ごとに一本ずつ火を灯し、約4週間のアドベントを過ごします。ずっとつけているとロウソクがすぐにちびてしまうので、夕食後フウと一息つく時間に、お茶をいれて、電気を消して、火を灯しています。

そんな時間に飲んでいる、一箱に24種類のハーブティーが入っているクリスマスアソートティーは、レーベンスバウムのもの。ドイツのオーガニックハーブティーブランドで、茶葉の入ったティーパックはもちろん、外装のフィルムまでノープラスチック。(コンポストにもいれられる、セルロース製のフィルムが使われています) 味も美味しく種類も豊富でこのメーカーのお茶を日頃から飲んでいるのですが、クリスマスアソートティーは、この時期だけの楽しみなのです。

お茶を飲みながらクリスマスの歌を歌ったりする時間は、日々のドタバタの中で短くも濃い、良い時間。

(電気をつけたらすぐに『ハイハーイ! お風呂入るよお風呂〜!! 早くして〜!』といった調子に戻りますが…)

華やかな光とともに、内側の光にも気づいてほしいから

子ども達が通うシュタイナー学校でも「自分の内側の光に気付けるように、その光を誰かに分けれる力を持てるように」という思いを込めた行事がクリスマスに向けて行われます。

わたしが幼い頃からずっと体験してきたような、キラキラ眩しく陽気な音楽で溢れた賑やかなクリスマスとは少しちがう、静かでささやかで、でもとてもあたたかいクリスマスの行事です。

「いい子にしてたらサンタにおもちゃもらえる日!!(鼻息)」というのが子も親も最大ミッションとなっているクリスマス。元々は貧しい人に金貨を分け与えた、というエピソードがサンタクロースの起源なんだよな…と思うと、わたしはクリスチャンではないけれど、自分だけの幸せを求めるのではなく、多くの人や生き物の幸せを願うこと、そのために動くこと。クリスマスはそんな大切なことを改めて感じれる日なんだな…と思うのです。

もちろん、子ども達の喜ぶ姿は見たい! ので我が家にもサンタはやってきます。そして、この日ばかりは可能な限り、リクエストにも応える構えでもあります。

でも目に見える、形のある、お金で買える「もの」ではないもの。目に見えない、形のない、お金で買えない、だけど、きっと誰の心の中にもあるはずの、大切なもの。蝋燭に照らされ揺らめく子どもたちの姿の中に、そんなものが育まれていることを願いながら、そしてわたし自身の中にも、きっとそんな光みたいなものがあるはずなんだ、とも思えるような(思えない日もあるけど…)。

そんな静かな時間も、この時期は大切にしながら、過ごしていきたいなと思っています。

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

中村 暁野さんの記事一覧 →