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喘息の息子にも環境にもやさしい素材。我が家の床を変えました【親子ではじめるエシカル暮らし・22】

喘息の息子にも環境にもやさしい素材。我が家の床を変えました【親子ではじめるエシカル暮らし・22】

2020年もあっという間に残りわずか…。予想もしていなかったことが起こって、大変なことも戸惑うことも多かったけど、だからこその学びも多い一年だったな、と思います。

コロナの影響で、思わぬ変化が起こったことが一つあります。

床の素材が、喘息のきっかけになっていた?

それは「床」!
築36年のバブリーな元別荘を改装しながら住んでいる我が家のリビング・ダイニングルームの床は、もともとカーペット敷でした。暮らしはじめる際、大幅に改装したリビング・ダイニングですが、カーペットは「むしろこれ可愛いよ」という夫の意見もあり、そのままで約3年暮らしていたのです。ですが、緊急事態宣言の最中、朝から晩までず〜〜っと家で過ごしていた数ヶ月。もともと気管支が弱かった息子の喘息がひどくなり、一週間の間に何度も発作が起きるようになってしまいました。

原因を考えひとつ浮かんだのが、カーペットの床でした。家の中で走ったり寝転がって遊んだり、そんな時間が格段に増えた中で、この古いカーペットに潜んでいるあらゆる物質が息子の体に与えている影響、大きいのでは…? と、思い切って床を全面変えてみることにしたのです。

機能面と環境面、どちらも納得の床材選び

床材を調べ、天然木なども検討した上で選んだのは「マーモリウム」。

マーモリウムは亜麻仁油や木など、100%天然素材から作られたリノリウム材。抗菌、抗ウイルス、脱臭、ハウスダスト除去効果が認められていて、医療施設、公共施設、教育施設などの床材としても使われているそうです。

そしてマーモリウムの素晴らしいところは、「カーボンニュートラル」を達成しているところ! カーボンニュートラルとは、CO2の排出量と吸収量が全体で見た時に±ゼロになる状態のこと。マーモリウムの原材料の植物は光合成によって製品の製造、輸送によって排出される二酸化炭素を量を上回る二酸化炭素を吸収しているそうなのです。

問題は山積み、でもその数だけ変わるチャンスがある

フローリング材としてよく使われているナラやタモの木。天然木の床材は人にも環境にも良いはず…と思いきや、本来保護されるべき海外の森林を伐採し、日本に送られてきている床材もあるそう(そんな環境問題に向き合いながら作られている国産の天然床材もたくさんあるので、選ぶ際にはそういう床材を選びたい)。

…なんて知ると、ほんとうに自分の接しているもの、ひとつひとつの責任や、重みを感じて苦しくもなります。今も、わたしが知らなないままに過ごしている様々な問題は数限りなくあるのだとも気づかされます。

でもでも、だからこそ、新しいことを知って変わるチャンスは無限にあるのだわ! と前向きに捉えて。自宅の床を変える、というチャンスを機に、こうしてまた一つ、我が家も学び変化できたわけですし。

さて、マーモリウムに変えて以来、息子の喘息発作が見事に減った! という驚きの事実もここにお伝えしておきます。

床をマーモリウムにしたことによって、我が家の掃除方法もまた一つ、変化が起きました。(その話はまた次回…)何かを変えることはまた一つ、次の変化のきっかけを生んでいく。

そんなふうに、来年も暮らしの中にエシカルを増やしていきたいな、と思います。

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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