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ほうき生活の心地よさ【親子ではじめるエシカル暮らし・23】

ほうき生活の心地よさ【親子ではじめるエシカル暮らし・23】

新しい年が始まりました。

さて去年の秋に、床材を天然素材のリノリウム「マーモリウム」に替えて我が家の暮らしに起きた変化がひとつ。それは、掃除機を使う必要がなくなったこと!

わたしはもともと掃除機使わない派で、藤野に越してくるまでの東京生活は、ほうきとちりとりで掃除をしていました。

なのですが、藤野で暮らすことになった築36年の元・別荘宅のリビングはカーペット敷の床で(そしてその床を活かして自力リノベーションして暮らすこと数年……という話の顛末は前回参照)不本意にも掃除機とコロコロクリーナーが必須の生活となり約3年半。

この度、床のカーペットを剥がしたことはふたたび掃除機とコロコロクリーナーを手放せる(まだ家にはあるけれど)きっかけにもなりました。

ほうきとちりとりのいいところは、手軽なこと。(掃除機の重さ、コード問題、充電問題といったちょっとした悩みから解放される)そして電力を使わないところ。

もともとわたしがほうきで掃除をしようと思ったのは、東日本大震災のあと、暮らしの電力消費を抑えていきたいと思ったことがきっかけでした。生活のいろいろを見直したり、我慢したりして、いつの間にか生活の中に根付いたこともあれば(鍋だきご飯やおひつなど)、正直手放すのキツいな…と辞められなかったこと(電子レンジの使用など)もありましたが、その中でもほうきとちりとりを使うことは、自分の中で無理なくむしろ心地よかったことだったので、再びその生活に戻れたことはとっても嬉しい。

どんなほうきとちりとりを選ぶかは、好みや部屋の作りによって変わってくると思いますが、我が家が今メインでつかっているほうきはテラモトの自在ホーキ木柄60センチ。ホームセンターなどで1900円ほどで買える、業務用ほうきです。おしゃれの「お」の字もありませんが、これとっても使いやすいのです……。

メイン掃除にはテラモトを使いつつ、部分掃除などにはポーランド製のほうきちりとりセットを使っています。こちらは部屋の片隅にぽんと置いておけば気になった時にささっと支えて便利です。

年末の大掃除を重曹とセスキ炭酸ソーダ、クエン酸だけで乗り切れた、ささやかな自信(?)を胸に、環境不可の少ないナチュラルクリーニングをいっそう心がけたい2021年。(一年放置したガス台換気扇の油汚れもきれいになりました!)

現在、みかんの皮をお酢につけて自作のオレンジクリーナーも製作中(というほど大袈裟なことはなく、食べたみかんの皮をお酢につけるだけで、万能クリーナーに)。

暮らすこと。それはあらゆる汚れとのタタカイでもありますね。自分の生活空間はきれいに、心地よく整えたいけど、自分のまわりをきれいにするため地球全体を汚してしまっていたら身も蓋もないよな……と思い、また気持ち新たに一年を過ごしていきたいと思います。

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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