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「竹のある暮らし」でクローゼット大改造【親子ではじめるエシカル暮らし・33】

「竹のある暮らし」でクローゼット大改造【親子ではじめるエシカル暮らし・33】

この夏、ずっとずっと気になっていた我が家のある場所の大改造に、ついに着手しました。どこかというと、それは寝室のクローゼット。

もともと和室だった部屋を自力リノベーションで板張りにして、ベッド(も夫が制作)を置き、奥部分をクローゼットとして使っていました。ですが高多湿な町、藤野で十分な換気ができない押し入れクローゼットには、毎年カビが大発生。

更にクローゼットじゃない場所をクローゼットとして使う不便さ。いろいろ相まって、重なって、クローゼット問題は家族の大きなストレスとしてこの数年鎮座したままだったのです…。ですが、どういうクローゼットにしたいか、イメージが湧き、重すぎる腰をあげ、ついについに大改造したのです!

押し入れの中の棚板をはずしたり、土台になる柱を残したり、切ったり埋めたり塗ったりして空間を作り、服をかけるためのポールを取り付け。

これを使いたいがために、今回クローゼット改造に着手したと言っても過言ではない、ポール。ご近所さんの竹林から切らせてもらった竹を使っているのです。

藤野は竹林がいたるところにあります。藤野に暮らして竹のすごさ、すばらしさを再確認した我が家。「竹」ブームが起こっているのです。

竹は、なんといっても成長スピードがものすごく早い。春、土から顔を出したたけのこを放っておくと1日で1メートルくらい伸びたりもするという…。

竹林を所有しているみなさんが、たけのこ取りに必死になっているのも納得です。(伐採しないと伸びすぎて大変なことに)何年もかけてゆっくり成長していく樹木と、あまりにもちがう成長。(それでかぐや姫って、赤ちゃんから女性になるまでがあっという間なのか! と、目から鱗でした)

そんなに早く成長するのに、竹から作る竹ヒゴは丈夫で軽くて風通しが良くて。壊れたり、カビがはえてしまっても、ゴミにならず土に還せる。昔からザルやカゴなど、竹を使った日常用品が日本で作られ、使われてきた理由がわかった気がしました。

梅干しづくりの最後の仕上げ、土用干しにも竹ざるが活躍しました

プラスチック海洋汚染の問題と向き合うのと同時に、紙や木材の原料にされている森林伐採の問題のことも知って、向き合っていかなくちゃ、と思っています。

今あるプラスチック用品がもしも全部紙に変わったら、ただでさえものすごいスピードで減少している熱帯雨林の樹木に、一体どんな影響があるのか…。木や紙の代用として、バンブー歯ブラシやバンブーロール(トイレットペーパー)など竹を使った製品もちらほらと登場している最近。資源の持続可能な利用、生産方法を考えることはとても大切なことだと思うのです。

さて、生まれ変わったクローゼットの快適なこと! もっとはやく、着手すればよかった。

竹のある暮らし。今後も積極的に進めていきたいと思います!

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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