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ノープラスチックキャンプへの道【親子ではじめるエシカル暮らし・35】

ノープラスチックキャンプへの道【親子ではじめるエシカル暮らし・35】

晴れた秋の日の風って、なんでこんなに気持ちいいんでしょうか。外で遊ぶのも楽しい季節。

せっかくのいい時季、ちょこっと車を走らせれば近くにキャンプ場がたくさんある場所に住んでいるので、いろいろなキャンプ場に行ってみようと思っている今年です。

普段山と湖に囲まれて暮らしていても、キャンプはやっぱり非日常。子どもたちもあれしたいこれしたい、と張り切るのですが、心がけているのは、できるかぎりプラスチックフリーで向かうこと。

自然の中に入って遊ぶ時、そこに根を生やしている植物、暮らしている鳥や虫や魚、生き物たちに、わたしたちもお邪魔しますねっていう気持ちで遊べたらいいなと思います。人は生きてるだけで、どうしたって水を汚してしまうし、ゴミも出してしまう。そのことは重々わかっているのですが、だからこそ。

わざわざ自然の中に向かう日こそ、立ち止まって意識してみることで、気づけることも多いと思うのです。

さて、プラスチックフリーキャンプ。

野菜や果物は布製の袋にいれたり、籠にいれたりして持っていきます。

チーズやソーセージは琺瑯の容器にいれたり、ミツロウラップでくるんだり。

おやつのドライフルーツやクッキー、バターなんかも瓶に入れて持っていけば、ゴミがでません。

新聞紙や包装紙を多めに持って行くと生ゴミを包んで持ち帰って、そのままコンポストにぽいっとしやすかったです。

そんなこんなで数回やってみて思うことは。

普段からプラスチックフリーで生活することがとてもとても難しい今の日本で、プラスチックフリーにキャンプするのも、当たり前ですがとてもとても難しい。個包装されていない食材(特に生鮮食品)を手にいれることが難しいので、食べ物を持っていこうとするだけで大量のゴミが出てしまう。

せっかくのキャンプで子どもたちが「マシュマロ焼きたい〜!」と言うことにまで「プラスチックに入ってるからだめ!」と言うのはなんだかなあ……と思うし、例外も、もちろんあり。

貫徹には程遠いプラスチックフリーキャンプではあるのですが、家族で何かをする時に「楽しむ」背景や課題についてみんなで話していくことに意味がある、と思うのです。

もちろんパンは、前回ご紹介した「パンバッグ」に入れて

自然の中にゴミを残すといろいろな生き物が苦しむよ、と話すこと。

生き物たちを間近で見て、ともに過ごすこと。

そんな時間を重ねる中で、きっと当たり前に自然の中で生きている自分たちのことを感じていけるんじゃないかな、と思います。

キャンプをするだけでこんなにゴミが出てしまうんだね、どうしたらもっと減らせるかな? どうしたらゴミが出ない買い物ができるかな? というふうに、

楽しい時間が新しく向き合うきっかけにもなったら、それは楽しい以上の意味がある時間になる気がします。

わたしたち家族も、どんどん工夫と改善を重ねていきたいです。目指せ! プラスチックフリーキャンプ道! 道は、はじまったばかり。

中村 暁野

中村 暁野編集者、エッセイスト。

一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com

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