
編集部の取材エピソード 子どもの視力のために、親ができることは?
子どもを近視にしてしまった!と自分を責めているママたちへ

パソコンの使い過ぎで、めっきり視力が落ちてきた私。老眼もそろそろヤバイかも! そんなとき、80歳になる母が、「ブルーベリーのサプリメントを飲み始めたら老眼が治った!」というので、せっせとサプリメントを飲み始めた私。少しでも視力回復に効くといいな、と思っていたのですが……。
今回、3・4・5(サンシーゴ)のコーナーの「子どもの目の健康」の記事のために取材した、小児眼科医の中山ゆり先生によると、世の中に出回っている「視力回復にいい」と言われているサプリメントやグッズ、トレーニングなどに、医学的根拠があるとは限らないとのこと。ガーン!
それでもそういった製品やサービスの人気が高いのは、多くの人が目の健康を気にしているということですよね。
とくに、子どもを持つ親は、「子どもを近視にしてしまったら…」と心配している人が多いのではないでしょうか。
かくいう私もそうでした。
3人の子どもの一番上、長女の視力が小学校低学年から急激に落ち始め、ついにはメガネを作ることに。暗いところで本を読んだり、テレビを近くで観たりするのをしっかり注意しなかったせいだ……と自分を責めました。
ところが、本誌にも書きましたが、中山先生によると「近視になるのは遺伝的要素が大きい。親のしつけで目が悪くなったと、自分を責めないで」とのこと。
「遺伝ならだれのせいでもない。親に似てきたのね~と、大らかに受け止めて」の言葉は、まさに目からウロコ。この一言に、とっても救われました。
子どもの目のことなら“眼科”よりも“小児眼科”へ
Hanakoママ読者のみなさんに、ぜひ伝えておきたいのが、「子ども“見る力”は3~4歳ごろに急成長し、8歳半ばくらいで完成する」ということ。目の病気を治療するなら、この成長期を逃さないことが大事なのだそうです。
「少しでも子どもの目の健康で気になることがあれば、インターネットなどで間違った情報に振り回される前に、眼科医を訪ねてほしい」と中山先生。「眼科」よりも「小児眼科」と銘打っているところがベター。眼科と小児眼科では、医師の専門性も診察内容も異なるからです。
「子どもの目のことなら、小児眼科へ」、覚えておいてくださいね!
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