イベントレポート 子どもにカメラを渡してみて、わかったこと
子どもにカメラを渡して写真を撮らせたこと、ありますか?
私自身は「カメラが壊れるからダメ!」「触らないで!」とこれまで子どもからあえてカメラを遠ざけていたのですが、子どもが写真を撮ることは、感性を育てるうえでおすすめなんだそう。
園児たちに写真を撮ってもらうという、ニコンイメージングジャパン主催のユニークなイベントに参加しました。
すぐにカメラを使いこなす子どもたち
東京都内のとある幼稚園。年長クラスの子どもたちに配られたのは、軽くて水にも強いカメラ「COOLPIX W100」。ブルーとピンクの元気なカラーリングがかわいいコンパクトカメラです。
「いまから、みんなに写真を撮ってもらいます!」という先生の声に子どもたちの歓声が。表情もパーッと明るくなりました。各自に与えられた「テーマカラー」のものを探して2枚写す、というお題が与えられると、子どもたちはホールの中を探したり、園庭に駈け出したり。
子どもたちは黙々と、自分に与えられたテーマカラーのものを写し始めました。ぐいぐいと被写体に寄って撮る子が多かったです。そして、みんな真剣! 参加したパパ・ママたちも、貸し出しをされた一眼レフの力メラで、我が子の姿を写真に収めます。
2枚の作品が撮りおわったら、プリントアウトして、色画用紙に貼り付けます。子どもたちの作品を一堂に集めた、カラフルなフルーツの木ができました!
これまで、写真は親が撮るものと勝手に思い込んでいました。カメラは高価だし、壊されたくない、という気持ちもあり。
たしかに一眼レフのカメラを渡すのは難しいけれど、子どもが扱えるカメラなら何の問題もなさそう。このイベントでも、カメラを乱暴に扱う子はいなかったし、機能がシンプルなので、操作も簡単。親が思うよりずっと上手に使いこなせるようでした。
夢中になってファインダーを覗いている子どもたちは、みんな楽しそうで。息子に「カメラ使いたい」と言われたときに、頭ごなしに「ダメ」なんて言わなければよかったな、なんて、ちょっともったいなかったような気さえしてきました。
子どもに写真を撮らせることは「感性を育てる」ことになるのだそう。次回は、教育コンサルタント 佐藤理香さんにその理由についてうかがいます。
最後に記念撮影。みんな楽しく撮れました!