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怖いけど、見たい。子どもの気持ちにちょうどいい、石黒亜矢子さんの作品
2016.12.30

編集部の取材エピソード 怖いけど、見たい。子どもの気持ちにちょうどいい、石黒亜矢子さんの作品

今月の「mama’s STORY」は、石黒亜矢子さんの「ばけねこのとしこし」

ひみつのトンネルをくぐると、そこにあるのは「ばけねこのくに」。ばけねこたちが年越しの準備をしているのですが、そのようすが、こわーい、きもちわるーい!

たとえばこちらの餅つき。

臼に顔がついていて、何か食べてるし、餅にも目がついてるー!

ほかの部分に目をやれば、除夜の鐘にはタコの足が生えているし、鐘を打つ棒も化け猫。なにこれ! でも、なんかおかしくて、可愛い。

まあとにかく、見れば見るほど、怖くて、気持ち悪くて、面白い発見があります。

作者の石黒亜矢子さんは、絵本作家で「妖怪絵師」を名乗るほど妖怪の世界に詳しいかた。『平成版 物の怪図録』(マガジンハウス)なる、妖怪の本も出されています。

最近出版された『石黒亜矢子作品集』(玄光社)には、浮世絵のような画風のおどろおどろしい作品もたくさんあって、実在しないものなのに、どうしてこんなに細かく恐ろしくかけるのか、ただただ圧倒されてしまいます。でも、子どもと一緒に楽しめるかと言われれば、うーん、大人として楽しみたいですね、こちらは。

今回の「ばけねこのとしこし」では、そんな浮世絵風のおどろおどろしさをベースに、ユーモラスな雰囲気も盛り込んでいただきました。

子どもたちって、怖い描写、意外と好きですよね。そして細かい描写も好き。怖い、けど、見たい、のギリギリのラインを表現していただきました。

12月に2冊新刊が。『えとえとがっせん』(WAVE出版)は、怖くて面白い戦いの話。テレビの「戦隊モノ」のような展開も、石黒さんにかかるとこうなるのかぁと思わずにやり。

今年の年越しは、ぜひ親子で「怖いけど面白い作品」で楽しんでください。