編集部の取材エピソード 投資はギャンブルじゃない。上手に「お金に働いてもらう」方法
コツコツ貯金しているだけじゃだめなの? お金を増やす方法、ファイナンシャルプランナーに聞きました!
数字にはめっぽう弱いわたし。しかも浪費家。
子どもの教育費にもまだまだお金がかかるので、「将来のための貯蓄」はついつい後回しに。
でも、今回、お金の話題を取り上げたことで(本記事をごらんください)、
このままではいけない!お金を増やさなければ!と強く思いました。
年金も先行きがわかりませんからね……。
お金に働いてもらいましょ!
今回、お話をうかがった、ファイナンシャルプランナーの川口幸子さんの言葉の中で、とても印象に残ったのは、お金を増やすためには、「お金に働いてもらう」ということ。
「お金に働いてもらう」とは、タンス預金や金利の低い預金にせず、賢く投資する=運用すること。
投資については後述しますが、
お金によりよく働いてもらうためには次の2つが大事。
(1)時間を味方にする
(2)金利を味方にする
「時間を味方にする」について具体的に説明すると、
たとえば、60歳までに、1千万を貯めようとした場合、
30歳でスタートしたら、月々2.4万円
40歳でスタートしたら、月々3.8万円
50歳でスタートしたら、月々7.9万円
を積み立てなければなりません。(年金利1%の場合)
月々2.4万円ならなんとかできそうだけど、7.9万円となるとかなりキツそうですよね。つまり、時間が長ければ長いほど、楽にお金が増やせるということなのです。
「金利を味方にする」については、
たとえば、30歳から65歳までの35年間、月々5万円を積み立てた場合、35年で積み立てる合計は2100万円。
これにつく金利が年0.1%の場合、受け取る額は、2137万円(利息は37万円)
金利が年3.5%の場合は、4076万円(利息は1976万円)
両者の差は、1939万円! この差は大きい!
もう15年も銀行で、金利0.025%の定期預金をしていた自分がバカバカしくなります!
なんとなく後ろめたい。そんな投資のイメージを見直すことも必要
でも、今、3.5%も金利がつく預金なんてありませんよね。
そこで考えたいのが、外貨預金、投資信託、株式などへの投資ということなのですが……。
汗水たらして働くのはいいけど、投資って後ろめたくない?と思う方はいるかもしれません。私もそう思っていました。
でも、経済が右肩上がりだった高度成長期ならば金利も高かったし、まじめにコツコツ働くことでお金は増やせたかもしれません。だけど今のように低金利時代には、コツコツ貯金してもお金は増えません。それどころか、物価上昇分を差し引くと実質お金が減っていることになってしまうのです! これでは悲しすぎますよね。
投資=ギャンブルじゃない? という気持ちもどこかにありましたが、川口さんが言うには、「短期間で大儲けしようと思ってなけなしのお金をつぎ込むのはギャンブル。余剰資金を使って長い時間コツコツと増やすことはギャンブルではありません」。
なるほど……。
ファイナンシャルプランナーに相談!
では、どうやって、何に投資すればいいのでしょうか。
一番簡単で確実な答えは、「ファイナンシャルプランナーに相談する」こと。保険会社や証券会社に所属していないファイナンシャルプランナーがおススメです。なぜなら、特定の会社の金融商品を勧めるのではなく、各自のライフプランに応じて、幅広い商品の中から最適なものを勧めてくれるから。
川口さんによれば、アメリカでは、かかりつけ医を持つように、かかりつけのファイナンシャルプランナーを持っている人が多いのだそう。
だけど、そういうファイナンシャルプランナーにどこで出会えるの? お金はどのくらいかかるの? ……そうですよね。
インターネットで検索したり、各地で開催されているマネーセミナーに参加するのも手。
一例ですが、日本ファイナンシャルプランナー協会のwebサイトに、無料体験相談や、セミナーの情報が紹介されています。https://www.jafp.or.jp/
ファイナンシャルプランナーへの相談は無料のものも多いので、気軽に相談してみてはいかがでしょう。金利のいい商品を一方的に勧めるのではなく、リスクもきちんと説明してくれて、どんな人生設計をしたいのか親身になって聞いてくれる人を見つけましょう。
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