編集部の取材エピソード 油断すると1年で1000個モノが増える!? 部屋をきれいに保つ3つの方法
部屋をきれいに保つたった3つの方法
仕事から帰って、部屋が散らかっていると、どっと疲れが出ますよね…。
でも、毎日忙しくて片付けが追いつかない。いったいどうしたらいいんでしょう!!! 整理収納アドバイザーの大法まみさんに聞いてみました。
大法さんによれば、部屋をきれいに保つ方法は以下の3つ。非常にシンプルです。
1)モノを減らす
2)モノを増やさない
3)モノを定位置に戻す
捨ててスッキリ!を体感しよう
1)の減らす方法は、本誌で紹介したとおり。家の中にあるモノを、使う、使わない、で分けるというシンプルな方法です。
使わないモノをさらに「捨てる」「考え中」「宝物」の3つの箱に分けるのがミソ。
「使わない」からといって無理に「全部捨てる」とストレスになってしまいます。「考え中」の箱に入れてワンクッションおくことで、本当にいるものかどうかがはっきりします。
捨てようかどうしようかと迷う時間が減って、仕分けもスピードアップできそう。
「考え中」の箱は、必ず半年後とか3か月後とか期限を決めて見直すこと。見直してみると8割がた、持っていたことすら忘れていたりします。忘れていたものはもちろんゴミ箱へ。
いらないモノを捨てるとスッキリするもの。この「スッキリ」を実感することが捨て上手につながるそうです。
いらないものを家に入れない!
2)モノを増やさないためには、まず、いらないものを「買わない」こと。そんなの当たり前では? と思うかもしれませんが、雑貨屋さんで「これカワイイ!」、バーゲンで「これお得かも!」など、深く考えずにモノを買うことってありますよね。
そんなときは、
「10年後、20年後も大事にしていると思う?」
「本当に心の底から好きなの?」
「しまうスペースはある?」
と自分に問うことを癖にすること。
これだけでも、衝動買いを抑えられます。
あとは、タダだからと、趣味の合わないもの、使うあてもないものをむやみにもらわないこと。知人からいただいたものでも、趣味に合わなければ、厳しいかもしれませんが処分します。
大法さんによれば、ちょっと油断すれば1年で1000個ものモノが家の中に増えてしまうそう(食料品、消耗品を除く)。4人家族に必要な生活必需品は5000~6000個と言われているそうですが、1年に1000個も増えたらあっという間に部屋がモノであふれてしまいます。
「片付けなさい!」の代わりに片付く仕組み作りを
1)と2)で、家の中のモノの量が適正になったら、あとはそれを決まった位置に必ずもどすこと。使ったものを「なんとなく」その辺に置いてしまう、その積み重ねが部屋の散らかりの原因。定位置に戻しさえすれば絶対に部屋は散らからないのです。
子どもがモノをもとの位置に戻せるようにするには、保育園の方法を見習って、と大法さん。登園したら、靴は靴箱に、バッグはロッカーに。子どもの動線に合わせて置く場所があり、どこにおくべきかわかるようにラベリングされています。だから子どもも、迷うことなくちゃんとお片付けできるのです。
子どもの場合、お片付けをさせたければ「片付けなさい」と言うのではなく、“片付けられる仕組み”を作ること。仕組みさえあれば、子どもは勝手に片付けてくれます。
お片付けができれば、時間の使い方も上手になり、仕事もはかどるようになるそう。ぜひ、新学期のこの時期に、お片付けにチャレンジしてみませんか?
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