親子で鉄分補給♪ ママ鉄の息子の英才教育、お見せします!
この連載は……
元祖鉄道アイドル、いまはママ鉄として活躍している豊岡真澄さんが、お子さんと一緒に「でんしゃ」にまつわるおでかけ情報をご紹介します!
みなさんこんにちは。
我が家では下の娘が卒園式を終え、入学の準備に追われています。
上のお兄ちゃんと一緒に通えることが楽しみなようで、親としても安心。楽しい小学校生活を送ってほしいです♪
さて、今回は、長男のお話をしてみようと思います。
路線図で、漢字も地理も覚えた長男
お腹にいる時から電車の走行音を胎教として聞き、上野駅の13番線で寝台特急北斗星を見送った次の日に誕生した長男は、今のところ鉄道一本まっしぐら!
友だちが戦隊モノに行こうとも、アニメに行こうとも、揺らがない。
いつ脱鉄してしまうのか、はたまた、このまま大人になるのか、楽しみでもありドキドキです。
息子は1歳くらいの時から、「鉄道ファン」という大人向けの専門誌がお気に入りの「絵本」。
写真と小難しい説明文をどう分かりやすく読んであげようか悩む母。でも、写真を見ながら「○系だよ」と教えてあげるだけで息子は楽しんでいました。
私が仕事をしていることを分かるようになってからは毎回どこまで行くか事前に話します。
「今日は日本橋まで行ってくるね♪」。そうすると「じゃあ丸ノ内線に乗って大手町乗り換えだね!」なんてことを4歳くらいから言うようになったのです。
彼の頭の中には、もう路線図が入っているようなのです! ちなみに我が家のトイレには東京メトロの路線図が置いてあり、これで覚えたみたいです。
路線図を覚えるのと同時に駅名漢字も覚えるようになりました。
ひらがなもままならない3歳児が、新宿という漢字を覚え、外で見かけては「ママ!あれ新宿の新だよね」と。
鉄道好きになることで、漢字も地理も自然と覚えられるなんて。鉄道最高!!とその時思ったのです。
電車デビューも、軽々クリア
路線図が頭に入っているからか、6歳でひとり電車デビューをした時も、息子は全く不安はなかったそうです。
降りる駅が分かったとしても、途中の駅名や通過する駅の数などが分からなかったら、きっと不安になってしまうはず。念のためキッズケータイを持たせておばあちゃんちまでいかせたのですが、嬉しそうに「着いたよー!」と電話をもらいました。
そういう経験ひとつひとつを積むことが自信に繋がりますよね。
次はどこへ一人旅するか? 考えるだけでワクワクしているようです。
【今回の鉄道データ】
脱鉄:鉄道好きでなくなること、の「テツ用語」。
「鉄道ファン」:多くの鉄道ファンから愛される老舗雑誌。交友社刊。
豊岡 真澄 (とよおか・ますみ)
ホリプロにてユニット活動後、 担当マネージャー(鉄道BIG4の南田裕介)の影響により鉄子に目覚める。
元祖鉄道アイドルとして、数々の雑誌・イベント・番組(「タモリ倶楽部」など)に出演。
2008年3月結婚・出産を機に引退。現在は二児の母となり、 ママ鉄・鉄道文化人としてイベント等に出演している。