編集者の取材エピソード 子どもとの週末の料理時間が、未来のママを助けてくれる
平日の夕飯づくり、大変ですよね。
時間はないのに子どもは待ったなし、「お腹すいた~!お菓子食べる~!」コールがあったかと思うと、せっかく作っても食べてくれなかったり……。
短時間で仕上げられるメニューのレパートリーが少なく悩んでいる人も多いかもしれません。
今回の「働くママを悩ませる100の事象」では、「毎日の夕飯づくり、時間はないし、子どもは食べない。何を作ればいいの!?」というお悩みを取り上げました。
本誌で取材させていただいたフードスタイリストの竹原由紀さんも、そんな修羅場をくぐり抜けてきたママのひとり。食育指導師としても活躍する竹原さんに教えていただいた、帰宅後の夕飯づくりがラクになるアイディア。本誌に載せきれなかったものをこちらでご紹介します!
◆まずは好きなものを食べさせておく
子どもの「お腹すいた!」は、待ってはくれませんよね。
チーズ入りや炊き込みご飯など、子どもの好きなミニおにぎりは、冷凍しておいて帰宅後にレンジで解凍。
そのほか、ハムで巻いた野菜やうずら卵、ソーセージに食パンを巻いたトースト、さまざまなペーストとクラッカーなどを、ときに一緒に作りながらピックに刺して食べさせ、その間に料理に取りかかっていたりもしました。
◆週末の時間を、未来の平日への準備期間に
ハンバーグは大きなミートローフに、ロールキャベツは鍋いっぱいにつくって成型時間の短縮に、というのは本誌でお伝えしました。
そのほか、コロッケもじゃがいもとひき肉、炒めパン粉を耐熱容器に重ねて焼き、スプーンですくって食べるスタイルに。
そして、餃子や春巻き、コロッケなど、成型が必要なものはお休みの時に手伝ってもらうのがポイントです。
余裕のある休日に、小さい頃から料理のお手伝いを遊びとして親しんでもらうと、平日に意外と戦力になってくれるようになりますよ。
混ぜる、皮をむく、包む、運ぶ、こねるなど、喜んでやってくれます。
そんなお手伝いの中から、おにぎりやちまきの具に当たりを入れてみたり、子どもの好物を薄焼き卵や海苔、スライスチーズなどで茶巾包みにして隠してみたり、食べること自体を遊びにしていく楽しみも始まりました。
現在、お子さんは25歳と17歳になった竹原さん。最後にこんなことを聞かせてくれました。
「今はSNSなどで、素敵な食事を作っている人たちの食卓を目にすることも多く、できない自分と比べてしんどい気持ちになることもあるかもしれません。
まずは帰宅後ひと息ついて、子どもと一日あったことを話したり、触れ合う時間を。そしてお休みの日には、時間がかかっても料理をやらせる機会を。
その少しの時間のロスのおかげで、きっと料理を焦らず楽しめるゆとりが持てるようになると思います」
※本記事はこちらから読めます。