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保育園に入ろう・71歳児クラスに入園を希望する場合の、保育園の選び方【連載・保活のきほんのき】

2017.07.18

この連載は……

書籍『保育園に入ろう! 保活のすべてがわかる本』の著者、山下真実さんによる「保活」をテーマにした連載。

保育園に関する知識のほか、申し込みまでにしておくことは何か、ママの心構え、復職までにやっておきたいことなどをご紹介していきます。

第7回目は保育園の募集枠についてです。


保育園の募集枠のしくみ

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保育園のホームページやパンフレットを見ると「定員〇名」などと定員数が記載されていることが多いと思います。

これは当然のことながら預かる子どもの定員数を指しているのですが、この情報の見方が重要で、ポイントを押さえていないと思わぬ落とし穴があったりします。

よく勘違いされるのが「定員数が多い園の方が入りやすいから、狙い目だよね!」と捉えているパターン。確かに、半分正解なのですが、半分間違いでもあります。

保育園ではクラスごとに定員が設けてありますが、定員数の多い・少ないは園ごとにバラバラで、いわゆるマンモス園と呼ばれるような大型園と小規模園ではかなり差が出てきます。

具体例とともに考えてみましょう。

たとえば0歳児クラスの定員が、A園で18名、B園で6名だとします。

0歳児クラスへの入園を希望している場合であれば、A園はB園の3倍以上の定員数なので確かに狙いやすそうに見えます。ところが、1歳児クラスに入園を希望している場合はどうでしょうか?

同じように1歳児クラスの定員を見た場合、A園で20名、B園で10名だったとします。1歳児クラスでも定員数だけを比較するとA園の方が多い状況には変わりありません。

ところが実際には、1歳児クラスに入る児童はそのほとんどが0歳児クラスからの進級児童で埋まってしまうため、1歳児クラスに新たに入園できる児童数は<1歳児クラスの定員数-0歳児クラスの定員数>となります。

A園の例でいうと、定員20名中18名が0歳児クラスからの進級児童で埋まってしまい、残りの2名のみが新規募集枠という事になります。

一方で、B園は12名中6名が0歳児クラスからの進級児童なので、新たに4名分の枠に対して1歳児クラスからの新規入園希望者を受け入れることが出来ます。

定員数の多い・少ないだけを見ていると、実はB園の方が新規募集枠が多いことに気づけないので注意が必要です。

つまり、0歳児クラス以外(1歳児、2歳児クラス)に入園を希望する場合には、「進級児童の人数」を勘案して定員数を見る必要があるということ。そして、A園・B園ともに、1歳児クラス以降で新規募集がかかる枠はほんの数名程度という点では共通していますので、大型園であっても保活は厳しくなりやすいです。

それでは、0歳児クラスへの入園を考える場合はどうでしょうか?

実は保育園に入りにくい状況が続いている都市部では0歳児クラスから入園させる方が有利なことが多く、早めに保育園に預けて復帰する方も増えています。

次回のコラムでは、0歳児での入園について解説していきます。

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山下真実
株式会社ここるく 代表取締役

初めての育児で「ママって、こんなに外出が大変なんだ!」と驚いたことがきっかけとなり、人気のレストランが託児付きで利用できるママのお出かけプラットフォーム「ここるく」を起業。2児の母。
独自手法による保活情報や両立アドバイスが人気で、「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。著書『保育園に入ろう! 保活のすべてがわかる本』(洋泉社)

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